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中学2年生の松原由美が2度目の予選突破

昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」で、12歳270日での史上最年少予選通過記録を樹立した松原由美が、2度目のプロツアー挑戦でまたしても決勝ラウンドに進出し、予選2日間を通算2アンダー16位タイと、上位が狙える位置で決勝ラウンドを迎える。

「関西女子アマチュア選手権」で3位に入り、今大会マンデー予選会の出場資格を掴んだ松原は、その予選会を1アンダーのトップタイで通過した。初日はショットが安定せず、イーブンパーの39位タイとまずまずのスタートだったが、2日目は5バーディ、3ボギーの2アンダーでホールアウトした。

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「今日はパッティングが入ってくれたので、スコアを伸ばすことが出来ました」。控えめな口調で話す松原だが、パッティングは強気で、5、6mのバーディパットをことごとく決めてきた。

今週松原が使用しているのは、父親が松原用に44.5インチに調整した長尺パター。「これに決めたわけではないのですが、中尺や普通の長さも試しています」と話す松原。「あのパターもお兄ちゃんのおさがりなんですよ。お兄ちゃんが腰を痛めてから長尺を使っていて、それを由美用にしたんです。クラブもほとんどおさがりですね。昨年まではウッド系も男性用でしたが、さすがに振り切れないので、少し軽くしました」と父親が解説してくれた。

「ドライバーはシャフトを軽くしてもらって少し飛ぶようになりました」と、昨年まではドライバーの飛距離が230から240ヤードだったというが、現在は平均でも250ヤード飛ぶようになった。「まだ、体も出来上がっていないので、由美が18歳ぐらいになるまでは、鍛えるためにも多少重めのクラブで振らせようと思います」。父親は、松原がプロ転向を目指す18歳を機に女子プロが使用するスペックに切り替えていく方針を立てる。

「今週は予選を突破できたので、残り2日間はスコアを伸ばしてトップ20には入りたいです。あと今年は、日本女子アマでマッチプレー(ベスト32)まで進出したいです」と控えめな目標を立てる松原。左の袖にも「白鷺中学2年 松原由美」と、控えめに手書きで名前が書かれていた。(兵庫県神戸市/本橋英治)

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