上田桃子のスイングをスーパースローで見る
2011年 ミズノクラシック
期間:11/04〜11/06 場所:近鉄賢島CC(三重)
桃子、バースデープレゼントは“素敵なパー”
2011/11/05 19:15
今年ここまでの最高位は、米ツアーが開幕戦での18位タイ(賞金ランキング52位)、日本ツアーでは4位タイ(賞金ランキング44位)という成績だが、上田桃子にとっては不本意なシーズンと言えるだろう。
それでも、07年に米ツアーへの扉を開いた「ミズノクラシック」で2日目を終えて3打差の首位に立つ。この日は上田の母・八重子さんの62回目の誕生日だったが、自らのプレーで母に笑顔をプレゼントした。
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常々、“パーが好き”という八重子さんに応えたのは、12番でのこと。ティショットを左のクロスバンカーに入れてしまい、あごの近くからの第2打はフェアウェイに戻すだけ。残り105ヤードをPWで4mにつけてこれを沈めると、八重子さんが飛び上がって喜んだのが見えたという。「これで誕生日プレゼントはいいやって思いましたね」と上田は笑った。
「今までは、これを絶対に寄せてやるって思っていたけど、今日はキャディさんが“3~4mのパーパットが打てればいいね”って言ってくれて、そういう気持ちの切り替えがうまくできたと思います」。そんな“ナチュラル”な姿勢が、今週の成績につながっているという。
残り18ホール。ここからが正念場とも言えるが「キャディさんと二人で楽しんで、気持ちよくゴルフすることを考えたい」と、上田は最終日も軽やかに臨む。(三重県志摩市/今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka