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宮里美香、失格の疑いが晴れ、優勝争いへ!!

宮城県の利府ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフ」の2日目。今大会に主催社推薦で出場している宮里美香が、スコアを2つ伸ばして通算2アンダーの4位タイに浮上した。

この日の宮里は、前半の5番でバーディを奪うと、6番、7番と3連続バーディを奪い首位タイに浮上する。しかし、後半に入ると13番でボギー。14番でバーディを奪ったが、続く16番で再びボギーを叩いてしまう。

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ホールアウトした宮里は「明日はもう少しアグレッシブに攻めていきたい。今の位置にいるから、優勝も狙っていきたい」と首位と2打差で逆転優勝のチャンスをつかみたいと話していた。

ところが、しばらくたって宮里の表情を見ると、なにか不安気。大会関係者と立ち話をしていたが、その後、大山志保が通りかかると、助けて欲しそうに大山を呼び止めた。しばらく話をすると、大山が先頭に立って大会本部へと移動を始める。

その後、大山が一足先にクラブハウスに戻ってきたので話を聞いてみると「なんかですね、ハーフターンの空き時間に、美香ちゃんが練習グリーンの横でチップショットの練習をしたらしいんですよ。アメリカでは誰でもやるし問題ないけど、日本の場合はまずいんじゃないかなと思って、一緒に確認して来ました」と教えてくれた。

どうやら、宮里のこの練習を見ていた他の選手が不審に思い、ルール違反ではないかとクレームがつけられたようだ。米ツアーを主戦場とする宮里としては、米ツアーでは当たり前のことと捕らえ、日本でも同じことをしてしまった。しかし、実は日本ではパッティンググリーンでアプローチを禁止しているコースもあるのだ。

幸い、クラブハウス入り口の張り紙には「練習グリーン横でのアプローチが可」という大会用のローカルルールが掲載されていた。これを確認した宮里と大山は、競技委員の元へ向かい事情を説明した。すると、競技委員側からは「なにも問題ないですよ」の一言。

これで、試合中に指定エリア以外で練習したという失格の疑いが晴れた宮里。日本ツアーメンバーではない宮里にとっては、冷や汗ものの体験となってしまった。明日の最終日は首位と2打差で迎えるが、気分も晴れて一気に逆転優勝を果たしたい。(編集部:本橋英治)

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2010年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント



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