2009年 日韓女子プロゴルフ対抗戦
期間:12/04〜12/05 場所:琉球GC(沖縄)
日韓女王対決での敗北は…
「京楽日韓女子ゴルフ」初日、日本・韓国の両陣営から最も注目されていたのは、両国の賞金女王同士の対決となった、横峯さくら対ソ・ヒキョンのペアリング。年齢的には、今月、25歳の誕生日を迎える横峯が、1学年先輩に当たる。
今年の韓国ツアーで18戦5勝を挙げたソ・ヒキョンは、“フィールドのスーパーモデル”とのニックネームを持つというが、すらりと伸びた長い足と姿勢の良さは、その名に恥じない。その高身長を生かし、韓国では飛ばし屋として知られているそうだが、この日は彼女を横峯が毎回オーバードライブし、韓国の記者達を驚かせていた。
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さらに、韓国ではスイングの綺麗さが求められ、奇抜なスイングは矯正されるのが常ということで、横峯の独特のスイングはこれまた韓国記者から好奇の目を向けられていた。「コーチはいるのか?」「飛ばしの秘訣は?」横峯にとっては、小さい頃から慣れ親しんだスタイル。「オーバースイングだけど、私にとってはこれが普通」と、あっけらかんと答えていた。「でも、今日は負けてしまいましたけど…(苦笑)」
一方、スタートホールの1番で、3打目のアプローチをトップしてグリーン奥に外し、4打目も寄せ切れなかったソ・ヒキョンだったが、しぶとくパーパットを沈めると、その後は5バーディノーボギーの完璧なゴルフ。「曲がらないし、小技も上手いし、素晴らしいプレーヤーだった」と横峯をうならせた。
この日終わったファイナルQTでは、上位10人中韓国勢が7人を締める活躍を見せ、日韓対抗戦では、4対20という圧倒的大差で韓国がリード。目の前の試合で意地を見せないと、本当にこのままやられてしまいそうだ。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka