ホールインワンを達成したボールを5番アイアンを手に写真に納まるアマ

人は、生まれたときから運命は決まっているのだろうか？運命といわず、その人の役割、もしくは持って生まれた星という方が、分かりやすいのかも知れない。

昨日、あるメーカー担当者と話をしている時に、ツアーに出ている選手の中でも、優勝を狙う選手と、そうではなく毎年シードを獲る事が目的の選手がいるという話になった。その担当者はもちろん優勝を狙う選手をサポートする訳だが、同じツアーを戦っていても、そういった目に見えない区分が出来ていることに、不思議な感覚を覚えた。

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マスターズGCレディース初日、朝早いプレスルームに、ホールインワンの報せが届いた。第2組、4番ホール。達成したのは、アマチュアの中西美帆子（20歳）。5番アイアンで放ったショットは、カップ手前数メートルに落ち、そのまま視界から消えた・・・。

この中西という選手は、最近スコア改ざん事件でゴルフ界を大きく揺るがした中西雅樹の妹にあたる。その妹が、初めて出場したプロのトーナメントで、ゴルフ人生初のホールインワンを成し遂げた。「やった～って感じです。（ホールインワンは）初めてで、最初は意味が分からなかったです（笑）」。この日のスコアは85のブービーながら、沢山の記者に囲まれた中西は、照れくさそうに笑った。

「くじ運はいい方です！」という中西は、注目される星の下に生まれてきているに違いない。「今は実力が足りないけど、来年はQTを受けたいです」と、プロへの階段はまだ上り始めたばかり。だがきっとまた、みんなの前にその愛らしい笑顔を見せてくれることだろう。（編集部：今岡涼太）