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国内復帰の宮里藍 強い人は勝つべくして勝つ?

2006/09/07 18:00

日本女子プロゴルフ選手権初日、国内ツアー復帰初戦となる宮里藍が期待通りのゴルフを見せ、暫定ながら初日2位タイの好スタートを切った。宮里組のスタートは雨の影響で約1時間半遅れたが、「アメリカではこんなもんじゃないので(笑)」と、これをものともせず、4バーディ1ボギーと安定したゴルフで詰めかけたギャラリーを魅了した。

しかし一方で、この日の中断や大会のペアリングについて、違和感を持っている選手も少なくなかった。まず午前中の中断が、雨が一番激しい時ではなく、止みかけの時だったこともあり「もっとひどい状況でやってきたのに、何で今止めるの?」という疑問。さらに昼からは、ティをローラーで掃いたり、バンカーからポンプで水をくみ出すスタッフがいて、「それは不公平では?」と抗議する選手もいた。

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さらに明日のペアリングが、ここ数年の慣例と違いリストを8分割して組み変えるもので、その結果、この日ホールアウト出来なかった組が第2ラウンドの第1組になるという、該当選手にとっては過酷なスケジュールも不信感を掻き立てた。

もちろん、主催のLPGAにも言い分はある。中断は「コースに水が浮いてきているし、一旦ストップして様子を見る必要があった」し、「バンカーから水を吸い出すのは、ドロップゾーンを確保する為に必要」。ペアリングは、男子の大会や、女子でも以前は行われていたものだという。

確かにその通り。だが、不遇を味わった選手がいるかわりに、これらの処置が結果的に有利に働いた選手がいることも否定は出来ない。今回は、それがたまたま一番注目の組だっただけなのかも知れない。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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