「ジンギスカンパワー」でベスト10以内を狙う岡田伊津美
夏の北海道「ゴルフ5レディスゴルフトーナメント」のプロアマ戦は、気温21度の涼しい中で行われた。その会場では、これぞ北海道とも言うべく「ジンギスカン」が選手や関係者に振舞われた。写真はその「ジンギスカン」を堪能する岡田伊津美プロだ。
岡田は2002年のプロテストで北田瑠衣、茂木宏美などと同期として合格。佐々木慶子、黄先英(韓国)に次ぐ3位で通過を果たしたが、なかなか試合に出られない日々が続いた。03年にはステップアップツアーを中心に試合に出場し、賞金は46万2000円で140位。04年は122位、昨年は106位と微速ながら、序々に成績を伸ばしてきた。
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そして、06年はクオリファイで34位に入り、これまで21試合に出場。8月に入って「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で11位タイ、「新キャタピラー三菱」で9位タイと好成績を続けた。現在の賞金ランキング50位、目標のシード権確保まであと少しのところまできている。
ところが、岡田自身は最近の成績も満足はしていない。理由は最終日にスコアを伸ばせていないことだと言う。前述の2試合だが、共に4位タイ、5位タイと優勝争いに加わる位置で最終日を迎えたが、最終日にスコアを伸ばせていないのだ。
今週、岡田のキャディを勤めるのは、藤田幸希の兄・勇樹さん。優勝争いに絡むためのポイントを聞くと、2人揃ってパッティングだと言う。今週の会場は周囲に風を遮る木々がなく、リンクスコースさながらの横風が吹きつける。グリーンも3.5ミリにカットされ、締まっているため転がりも良い。パットが決まりさえすればトップ10、さらにトップ5も狙えると2人は読んでいる。岡田に意気込みを聞くと「今週もおいしいものを食べてがんばります!」と答えてくれた(編集部:本橋英治)