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ドライバーショット不発の福嶋晃子が見せた18番のナイスボギー

国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の最終日を9アンダーの単独首位でスタートした福嶋晃子の注目された最初のティショットは、左に曲がり深いラフに捕まった。福嶋は2日目にドライバーショットが絶好調で、たとえラフに行っても浅いラフやライの良い場所が多く、次打に影響もなく大きくスコアを伸ばしていた。

ところが1夜空けた最終日は、このドライバーショットが思い通りに方向が定まらず苦戦を強いられる。続く2番は右、その後もフェアウェイを捉えられず苦戦し、14番までにボギーを2つ叩き7アンダーに後退してしまった。福嶋の誤算はスコアを伸ばしたいパー5で2つのボギーを叩いてしまったこと。

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福嶋の飛距離なら2オンも狙える501ヤードの12番パー5は、あわやフェアウェイ左の池に捕まるミスショット。2打目は横のフェアウェイに出すだけで、3打目でピンの右手前7mに乗せたが、バーディパットを2mオーバーすると、返しのパーパット時にボールの手前のディボットのような凹みに気をとられ外してしまった。

このまま崩れてもおかしくない展開だったが、終盤に意地を見せた。15番パー5、16番で連続バーディを奪いスタート時の9アンダーに戻し、単独首位で最終18番のティグラウンドに立った。福嶋のティショットはこの日の乱調を象徴するように右に曲がってしまい、大事な場面でOBとなってしまった。打ち直しの3打目はフェアウェイをキープし、4打目でグリーン奥のカラーに運んだ。

ピンまでの距離はおよそ15m、下りでスライスの難しい距離をパターで打った福嶋のボールは、見事にカップイン。その瞬間、1球目のOBを知らないギャラリーは優勝が決まったと思いバンザイまでして湧き上がった。この起死回生のボギーパットで申智愛と三塚優子とのプレーオフに進出を決めた。

申とプレーオフで戦うのは福嶋にとってこれが2度目。昨年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で、1時間を越える5ホールの戦いの末、福嶋が優勝を果たして以来。今回は、その1ホール目で2打目をグリーンオーバーさせた福嶋が1.5mのパーパットも外し、三塚もパーセーブできず。あっさりと申が優勝を飾ることになった。

2週間後には三重県で米ツアーと日本ツアーの共同開催による「ミズノクラシック」が開催される。申はディフェンディングチャンピオンとして出場するが、福嶋とのプレーオフ対決の第3弾が行なわれるかもしれない。ドライバーの調子さえ良ければ、強豪揃いの米ツアー勢が相手でも、福嶋は優勝争いに絡み、1999年以来の米ツアー通算3勝目を果たすかもしれない。(編集部:本橋英治)

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2009年 マスターズGCレディース



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