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米ツアー参戦へ視界良好 勝みなみが追求してきた飛距離の優位性

2021/10/05 11:15


◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(4日)◇烏山城CC(栃木県)◇6550yd(パー71)

メジャー初勝利を手にした勝みなみには優勝者の特権として3年間のシード権が付与された。獲得から10年以内であれば任意のシーズンに行使することができ、「本当に魅力的」と目を輝かせるのも米ツアーへの挑戦を視野に入れているから。勝は今夏に一度、米ツアー出場権をかけたQスクールへのエントリーについて調べていた。

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日本開催ではない米ツアーにプロ転向後に初めて出場したのは2019年4月「ロッテ選手権」(17位)。その後は「全米女子オープン」に3回連続、「AIG女子オープン(全英女子)」に2回連続で出場するなど異国の舞台を経験してきた。「もっと自分のゴルフスキルが上がるのでは」という思いが高まり、米ツアー挑戦に関心を寄せるようになった。

家の中でふとした会話の延長で「(Qスクールを)いつか受けるなら、今年受けてみようかな」とネットで検索したところ、「 (エントリーの)締め切りが一週間前に終わっちゃっていて、『(今年は)もう無理だね』と」。まだ間に合っていたら「受けていたかもしれない」という。

早くても来季の挑戦に方針を決めた勝は、次の夏頃までに世界ランキング75位以内に順位を上げて最終ステージからの参戦を目指す考え。「まだわからないけど、今はアメリカに行く方向で考えています。(渋野日向子からも)一緒に戦おうよと言われた」と刺激し合う“黄金世代”で同じ舞台に立つ青写真を描く。

飛ばし屋が多い米ツアーで戦うには「飛距離」は必要な武器になる。それを見据えて取り組んできたわけではなかったが、勝はここ数年で平均飛距離を数十yd伸ばした。今季の平均飛距離は254.71ydの2位。米女子ツアーでは100位相当とはいえ、計測されないホールも含めれば抜群の飛距離を誇り、日本女子ツアーにおいてもその優位性は「ある」と自負する。

「グリーンも日に日に硬く、速くなっていて、上からボールを落とすのにウッドとアイアンだと違う。(最終組で同組だった西郷真央と比べても)差はちょっとあったかなと思う」。347ydある7番で1Wを握ると、右サイドのガードバンカーを悠々と越えて、残り90ydの地点までボールを飛ばした。そこから58度で70㎝につけてバーディ。「結構楽にゴルフができている」と言った。

「前までは馬鹿飛びしていたけど、そこから一段階下の安定した飛距離になってきた」と一皮むけた勝は成果を目の当たりにする。週3から週1に減らしたパワー系のトレーニングを週2にする考えが浮かんできているという。「バランスが違うようになるかもしれないから怖い」と過去に筋力をつけすぎて調子を崩した反省も忘れてはいないが、本気の失敗には価値がある。(栃木県那須烏山市/石井操)

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石井操(いしいみさお) プロフィール

1994年東京都生まれで、三姉妹の末っ子。2018年に大学を卒業し、GDOに入社した。大学でゴルフを本格的に始め、人さまに迷惑をかけないレベル。ただ、ボールではなくティを打つなどセンスは皆無。お酒は好きだが、飲み始めると食が進まないという不器用さがある。

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