小祝さくらが6打差圧勝でツアー2勝目 黄金世代4人目
2020年 ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
期間:09/04〜09/06 場所:GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜)
めっちゃ助かる「GoToトラベル」 選手やキャディも活用
2020/09/07 12:05
◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 最終日(6日)◇GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6571yd(パー72)
7月22日から始まった国の観光支援策「GoToトラベル」キャンペーン。国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の35%相当(上限は1人1泊あたり1万4000円)の旅行代金が支援されるが、現時点では観光だけでなく、出張などのビジネス目的の旅であっても、要件を満たせば対象になる。ゴルフ界でも活用されているようだ。
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今大会で成田美寿々のバッグを担いだ兵庫県在住の森本真祐キャディは「飛行機はきかない(対象ではない)ですが、ホテル代とかめっちゃ助かっています。めちゃくちゃ大きいですよ」と明かしてくれた。
プロキャディはプロゴルファー同様、個人事業主。選手との契約形態は様々だが、開幕前の火曜日から最終日の日曜日までの移動、食事、宿泊費込みで10万円が一般的だという。担当した選手の成績(優勝の場合は賞金の10%)に応じて、一部歩合給として手にすることが多い。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いてきた国内女子ツアー。6月「アース・モンダミンカップ」で開幕したが、ここまで4試合の開催にとどまっている。選手はもちろん、キャディも試合中止が収入減に直結するだけに、懐具合を考えるとこの支援策は大きい。
森本キャディの場合、8月「ニトリレディス」(北海道・小樽CC)ではホテル代(1週間で約3万5000円)35%の1万2250円が支援される計算だ。
「成田美寿々選手(千葉県在住)も使っていますよ。ほとんどの人が使っているんじゃないかな。手続きも当初は宿泊証明書を郵送しなければならなかったが、今は宿泊サイトからやれば大丈夫」
しかし、同キャンペーンは東京都在住者が適用範囲外。今週、大西葵のバッグを担いだ東京都在住の先崎洋之キャディは「使えないんですよね。早く使いたいのですが…」と嘆く。コロナ禍は経済的にもゴルフ界に大きな打撃を与えている。「GoToトラベル」の“東京解禁”を多くのゴルフ関係者も望んでいるに違いない。(岐阜県瑞浪市/玉木充)
玉木充(たまきみつる) プロフィール
1980年大阪生まれ。スポーツ紙で野球、サッカー、大相撲、ボクシングなどを取材し、2017年GDO入社。主に国内女子ツアーを担当。得意クラブはパター。コースで動物を見つけるのが楽しみ。