日本ツアー随一の飛ばし屋が、海外の強豪に挑む!
横峯さくらと上田桃子の熱闘の元に幕を閉じた「富士通レディース」。賞金総額が1億円を突破した横峯は獲得賞金額で2位に浮上し、賞金女王争いも混沌の様相を呈してきた。その裏で、もう1つの争いが繰り広げられていたのをご存知だろうか。
今大会終了時点の賞金ランキング上位35名に与えられる、11月開催の「ミズノクラシック」出場者が確定した。同大会は、日本で開催される全米女子プロゴルフ協会の公式戦で、米国女子ツアーが誇るトッププロのプレーを日本にいながら楽しむことができるのだ。そんな海外の強豪と、日本人プレーヤーとの競演を楽しみにしているファンも多いことだろう。
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今年、「ミズノクラシック」に初出場を決めた若手プレーヤーは、有村智恵や原江里菜、そして今季「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で初優勝を飾った三塚優子ら。特に三塚は、日本人ではトップクラスの“飛ばし屋”として名を広めつつあり、体格差のある海外勢と互角に渡り合えるか興味がそそられる。
「海外選手とのラウンドは勉強になると思いますね。やっぱり、飛距離では負けたくないです。うーん、スコアよりも(飛距離では)負けたくないかも!?」と、やはり飛距離にはこだわりがある様子。特に負けたくない選手は? との問いかけに対しては、「全員です!」と言い切った。
今週の初日は、こちらも飛ばし屋で知られる横峯さくらとのラウンドだったが、横峯に勝るとも劣らない飛距離能力には改めて魅力を感じる。その部分は本人も自覚しているようで、“飛ばし”でギャラリーを楽しませるプレーをしたいと話す。「やっぱり飛ばしですね。ロングホールでは2オン狙い、短いパー4ではピンに絡めてバーディを取るようなプレーです」。
自身を「プレッシャーは感じる方ですが、体はスムーズに動くので、自分で感じているほどではないのかも」と分析する三塚。テレビでしか見たことがない海外選手を前にしてもひるむ事なく、度肝を抜かせるようなビッグドライブで迎え撃って欲しいものだ。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。