賞金王が選んだ登場曲は、雰囲気ぴったり！

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタ 初日（24日）◇芥屋ゴルフ倶楽部（福岡）◇7151yd（パー72）

思わず、午前組全選手のスタートを見てしまった。だって、スタートティでの選手紹介時に、選手自身が選曲したテーマソングが流れるのだから。あの選手はなにを選ぶんだろう？という興味はゴルフファン共通のはず。ということで早速、独断と偏見で“勝手に”登場曲ランキングを作ってみた。

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【第6位】
塩見好輝 「夏の思い出（ケツメイシ）」
北村晃一 「あー夏休み（TUBE）」

まずは、夏！ということで、夏っぽい歌を選んだこの2人。「もう夏も終わりですけどね」と笑う塩見だが、爽やかな楽曲が本人の雰囲気ともマッチして良い感じ。北村の選曲も、シーズンに適した有名曲で安心感がある。結局、多くの人が聞いてすぐに分かるような曲の方が、受けがいいと思う。

【第5位】
藤田寛之「サボテンの花（財津和夫）」
武藤俊憲「YELL～エール～（コブクロ）」

藤田の選曲は、穏やかな歌声が緊張感のある第1打に好影響を与えそう。財津和夫は藤田にとっては福岡県立香椎高校の大先輩で、賞金王の記念パーティでサプライズ登場したこともある大御所だ。一方の武藤が選んだコブクロは、今大会のテーマソング「HELLO, NEW DAY」を歌っており、またコブクロの黒田俊介とは本人曰く「多少、知り合い」という間柄。コブクロで一番好きな歌を選曲したとのこと。

【第4位】
池田勇太「西部警察 パート1」

選手紹介時に、賞金王や歴代チャンピオンといった肩書きがあると、その分長く登場曲を流すことができる。たぶん、午前組で一番長く曲が流れたのが池田だった。西部警察のイントロもバッチリで、池田の顔に、実際はかけていないはずのティアドロップ型のサングラスが見えたほどだ。

【第3位】
重永亜斗夢「鉄腕アトムのテーマ」
今平周吾「スーパーマリオブラザーズのBGM」

重永は定番というか、ベタというか。ちなみに鉄腕アトムのテーマ曲の作詞は、あの谷川俊太郎さんなんですね。でも、個人的にはドラえもんのテーマ曲なんかを流して、「亜斗夢なのに、ドラえもんかよ！」っていう突っ込みをしたかった。今平のマリオを聞くと、キノコを食べて大きくなる姿を期待してしまうな･･･。

重永亜斗夢は期待に応えてあの曲で登場

【第2位】
星野英正「大人の玉入れ（GEORGE&YOSHI）」

玉入れという言葉は共通だが、じつは山本譲二と吉幾三のパチンコソング。吉幾三って、「これが本当のゴルフだ!!」「これが本当のゴルフだ!!パート2」とゴルフソングも歌っているけど、この曲をチョイスした星野のセンスが絶妙。いつもちょっと怖い感じの無表情なんだけど、こういうユーモアに触れるとファンになるなぁ。

【敢闘賞】
芹澤慈眼「TONIGHT（BIG BANG）」
石川航「アンサイズニア（ONE OK ROCK）」

曲の指定がなかったり、指定した曲が諸事情でかけられなかったりした場合は、大会テーマソングが流れる仕組み。半分くらいの選手がこの状態だったけど、繰り返し同じ曲が流れると、やっぱりちょっぴり残念な気分になる。そんな中、アマチュアながらもちゃんと曲を指定した2人には敢闘賞を授与！

【第1位】
チョ・ミンギュ「Time to Say Goodbye（イル・ディーヴォ）」
I.J.ジャン「I like orange juice（ピコ太郎）」

1番スタート第3組のチョ・ミンギュが、じつはアウトスタートで初めて独自選曲を披露した選手。厳かなオペラ調の楽曲は、意外性からギャラリーの失笑を買ったが、こうやって笑いながらスタートするのは見ていて楽しい。次の組のI.J.ジャン先輩は、ピコ太郎の新曲で、これまたゲラゲラ笑われながらスタートしていった。少なくとも何人かは、この選曲を聞いてファンになったことだろう。

2日目も、きょうの午後組（あすの午前組）を聞いてランキングを発表できればと思っています。（福岡県糸島市／今岡涼太）