国内男子ツアー・フォトギャラリー
2013年 関西オープンゴルフ選手権競技
期間:08/22〜08/25 場所:オリムピックゴルフ倶楽部(兵庫)
川村昌弘“ゆとり”が生んだ好スコア
昨年、18歳でプロ転向を果たした川村昌弘は、デビュー2戦目にして3位タイに入るなどシーズンを通して活躍。賞金ランキング32位に入り、今季のシード権を獲得した。その川村が4試合連続予選落ちと苦戦を強いられていたが、「関西オープンゴルフ選手権競技」の初日は、3アンダーをマークして首位と1打差の5位タイの好スタートをきった。
不振の原因は、5月の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」時に痛めた左手の親指付け根のケガだった。「なかなか痛みが治まらなくて、クラブを思い切り振ることができなかったので…」。痛みをごまかしながらラウンドを続け、ここ数週間のオフ期間も地方のオープン競技に休みなく出場。結局、「出続ける中で痛みが消えていった」と、後半戦のスタートにド根性で間に合わせた。
<< 下に続く >>
「今は全く問題なく振れています。ここまでは結果を残せませんでしたが、試合はこれからの方が多いので、少しでも優勝争いに加わって結果を出したいです。焦りとかはありません」。万全の体調になったこれからが、本格的なシーズンインだという。
そして、この日の好スコアに繋がったもう1つの要因を「日本オープンゴルフ選手権競技」に出場が決まったからだと明かした。「日本オープンは中学3年から出場してきたので、連続で出場したい思い入れの強い試合です」。昨年の賞金ランキングで20位以内ではなく、今季前半で同30位以内にも入れなかった川村は、地区予選で資格を掴むしかなかった。
今月13日、14日に茨城県の大利根CCで開催された「日本オープン」の最終予選会に挑戦した川村は5位で本戦出場の資格を掴んだ。「良かったですよ。あれでダメなら、この試合っていうことも考えられますが、この試合はラストチャンスなので、その前に決めておきたかった」。今週の関西オープンは「日本オープン」の予選も兼ねていて、上位10名にその権利が与えられる。
実際、他の資格ですでに出場が決まっている選手が除外されるため、概ね上位30位程度までは資格が下りてくる。川村は、この試合前に決められたことが“ゆとり”となって、リラックスしてラウンドできたという。
最近は車の免許を取ったので、いままでツアーに帯同してもらっていた両親との行動が減り、ツアー中も1人で気ままに行動できるようになった。マイペースで行動できることも、川村の精神面では“ゆとり”となっているようだ。(兵庫県三木市/本橋英治)
- エントリー受付け中!2013 GDOアマチュアゴルフトーナメント
- 5クラスからレベルに応じて選べる個人戦、気の合う仲間と楽しく参加できるチーム戦、息の合ったチームワークが鍵となるペア戦、それぞれエントリーを受付け中!他にも世界大会出場ペア決定予選会や競技初心者向けイベントなどを開催いたします。