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ブランクを力に変えたドンファンが復帰後初勝利

三重県のTOSHIN Lake Wood Golf Clubで開催された国内男子ツアーの第14戦「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN LakeWood」最終日。韓国のドンファンが通算20アンダーで、2位の津曲泰弦を1打差で振り切り、4年ぶりとなるツアー通算2勝目を挙げた。

震える両手で沈めた1メートルのウイニングパット。息苦しいほどの重圧と緊張感から解放され、18番グリーンでドンファンは空に吠えた。「やった、耐えた、色んな思いがします」。単独トップでスタートしながらも、ボギーとした14番で津曲に並ばれた。しかし我慢を続けて17番で相手がボギーとしたのに対し、冷静に1.5メートルのパーパットを沈めてガッツポーズ。2007年の「ミズノオープン」以来の勝利をもぎとった。

2006年に日本ツアーに参戦。そして翌年に1勝をマーク。しかし2008年のシーズン終了後、母国・韓国での2年間の兵役義務についた。生活は激変した。体の一部だったクラブを毎日手にすることが無くなった。6週間に1度、自宅に戻るのを許可された際に、元空軍の支配人が経営するゴルフ場で3泊4日の“合宿”を敢行。暗闇の中でもボールを打った。「ホントは遊びたかったけど…」と笑うが、毎回4日間で8ラウンドをこなし、海を渡った日本にいるライバルたちに負けまいと鍛錬を続けてきた。

厳しい日常生活の経験を「自分をコントロールできるようになった。(軍隊では)僕が何をやりたくてもできない。我慢しなくちゃいけないんです」と言う。入隊中は携帯電話が使えない。20代前半の青年にとって“外の世界”から遮断される苦しみは何物にも代えがたかった。だが「自分に負けていたことが多かった」性格を根本から変えるきっかけにもなったと自負する。

将来は米国ツアーに挑戦したいという野望も少なからずある。しかし「(米国で)ダメになって日本に帰ってきたくないんです」と言う。日本が大好きだからこそ、中途半端な気持ちでこの地を離れたくない。復帰した今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」で2年ぶりに顔を合わせた選手、関係者、ファン。彼らを見て「僕を覚えていてくれた」と心が震えた。

東日本大震災以降、被災者への支援にも余念がない。流暢な日本語と人懐っこい笑顔はそのままに、一回り大きくなって、ドンファンは帰ってきた。(三重県津市/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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2011年 TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN LakeWood




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