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低迷、結婚…31歳になった薗田峻輔のコロナ禍といま

2020/11/12 19:04


◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

かつて石川遼のライバルになり得る、いや彼以上の逸材とさえ言われた男は近年、低迷にあえいでいる。2013年までにツアー2勝を挙げた薗田峻輔は、18年に予選通過がわずか2試合という大不振でシードを落ち。かつての輝きを取り戻せないでいる。

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新型コロナウイルスの影響からの試合数減もあって、レギュラーツアーの出場は今大会が昨年6月以来。2年目となった下部ツアーでも第一線復帰への道筋はついていない。「思い通りには簡単にいかない」という不遇の時期。それでも、「支えてくれる人が多くて、ありがたいことに意外と元気に、いろんなことを経験させてもらっている」と語る。

薗田は18年まで選手会の副会長を務め、水面下では将来の選手会長候補として推される存在でもあった。20代半ばにしてツアー内外との関係者と接する機会も多かったからこそ、コロナ禍への視点はいち選手の立場にとどまらない。

「世界的な問題になって、震災の時のような心境に似ている。自分に被害がなくても、果たしてゴルフをしていいのか、楽しいことに笑顔でいていいのか…と。ゴルフ場はクローズにもならず、我々には練習させてもらえる環境がある。健康的に過ごせる日常がありがたい」

苦しんでいる人のことに想像が及ぶ。だからこそ、もどかしさも感じてやまない。「プロゴルファーという称号がなんの役にも立たない。結局、スポーツ選手は人に勇気を与えられるけれど、その場がなくなれば何もできなくなってしまう。自分で生み出す力は少ない」

そんな“無力感”も共有できるパートナーが傍にいることは、わずかでもプラスかもしれない。一昨年の12月、アルペンスキー元日本代表の清澤恵美子さんと結婚、昨年10月には第1子の長男が誕生した。パパとしての仕事も大変。「家にいるときはやっていると思っている。でも、そう言っていいのかな…(夫人の)承諾を得ないと(笑)」。もちろん小さな子どもにだって、プロゴルファーの名刺は通用しない。

当たり前が、当たり前でないことを、非日常で改めて思い知らされる。「場所は違えど、得るものはある。思い通りにはいっていないけれど楽しくやっている」と、いまある日々に感謝した。

「『もう無理だ』という気持ちはまだない。ありがたく挑戦させてもらっている。ずっと応援を頂いてばかり。それをどうにか返さないと歯車は回らない。下の世代や、人の役にも立ちたいなと思う」。一打を懸命に突き詰めるのをやめるつもりはまだない。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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