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石川遼の系譜 代々木高・篠優希が日本タイトル奪取

「最終日はトップと7打差あったから、優勝できるとは思わなかった。自分のゴルフを最後まで貫き通そうとしてやった」――。埼玉県にある霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースで行われた「日本ジュニアゴルフ選手権(男子15歳~17歳の部)」を1打差で制した篠優希(東京・代々木高3年)は、ちょっぴり戸惑い気味に振り返った。

「5、6アンダー出せればかすかにチャンスはあるかなと思ったけど…」。この日は6バーディ、1ボギーの「66」(パー71)で通算7アンダーまでスコアを伸ばした。通算9アンダーの単独首位から出た近藤玲央(兵庫・滝川第二高3年)は、上がり3ホールで4つスコアを落として通算4アンダーフィニッシュ。気付けば、ジュニアゴルファーの頂点に立っていた。

運が味方した、というだけでは片付けられない“なにか”があった。石川遼がアマチュアとして国内男子ツアー初優勝を飾った07年、小学生だった篠は大会直前にその石川と練習ラウンドをともにしていた。機縁となったのは、当時杉並学院ゴルフ部監督だった吉岡徹治氏。以来、篠は吉岡氏の元でゴルフに打ち込み、現在の代々木高校のゴルフ部監督もその吉岡氏だ。

吉岡氏の指導方法はユニークだ。通信制高校の利点をいかし、夏場は富士桜CC静ヒルズCCなど高速グリーンが体験できる一流コースで腕を磨き、冬場は温暖なタイでショートゲームを中心とした長期合宿を行う。そして、選手にはうんと食事を食べさせる。

「ゴルフ部だけど、野球部とかよりも食事の量が多い。毎回、かなりしんどいです」と篠は言う。「体の大きい選手を連れてきて、ショートゲームを教えるんじゃない。ショートゲームを教えながら、体の大きな選手を作っていくんです」と吉岡氏。高校入学前は60kgを切っていたいという篠の体重も、今では65kgまで増えたという。

アジアジュニアゴルフ協会(AJGA)も主宰する吉岡氏は、その合宿に代々木高校ゴルフ部だけではなく、他校の生徒も参加させる。今年の「日本アマ」で2位に入った中学3年の中島啓太もそのメンバーの1人だ。「自分は1回戦で負けちゃったけど」と篠は振り返る。「彼は2回戦、3回戦と勝ち進んで決勝まで行っちゃって、すげーなぁって。なにがすごいのか、練習ラウンドとかで良く見るようになりました」。同年代による切磋琢磨も、強さの秘訣だ。

篠は、今年8月に英国セントアンドリュースで行われた「セントアンドリュース・ボーイズオープン」に出場して、予選ラウンドを首位で突破するなど144選手中2位になった。「初めてのリンクスコースだったし、ゴルフの聖地。低く打つスティンガーショットとか今大会でも役に立った」と貴重な経験を積んでいた。

実はこの試合、俗に“緑の甲子園”と呼ばれる「全国高等学校選手権ゴルフ選手権」の団体戦と日程が重なっていた。一般的な学校では、当然「全国高等学校-」出場が優先されるが、このときに渡英の背中を押してくれたのは、同校ゴルフ部監督の吉岡氏。エースを欠き、同校は団体戦17位(前年は5位)に終わったが、選手に海外での経験を積ませるべく快く送り出した。

将来はアジアンツアーや欧州ツアーに参戦したいと話す篠。世界への大志を抱いた若者が、2020年の東京五輪ゴルフ会場でビッグタイトルを手中に収めた。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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