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スタート直前まで悩み抜き…宮里優作は大型ヘッドを手にティオフ

◇欧州男子、アジアンツアー◇ホンマ香港オープン presented by Amundi 3日目(24日)◇香港GC(香港)◇6700yd(パー70)

朝の練習場でも4本の1Wをうち比べていた宮里優作は、「決まっていないけど、無理やり行きます」と、この日初めての実戦投入となったテーラーメイド M3 460 ドライバーをバッグに入れてティオフ。「可もなく、不可もない」という苦笑いのラウンドながら、3バーディ、1ボギーの「68」で通算3アンダーとして、34位へと順位を上げた。

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スタート直前まで迷っていた。前日まで使っていたブリヂストンスポーツのツアーBプロトタイプ、ヘッド体積260ccの1Wは、同モデルでヘッド重量が少し重いもう1本を、ライ角をアップライトに調整して好感触をつかんでいた。

だが、問題になったのはグリップのバックラインだ。グリップの一部が突起状に盛り上がることで正円ではなく楕円状となった。常に同じ位置で握ることができるようにするためのバックラインだが、いわゆる“カチャカチャ”によって、ヘッドのロフトやライ角を調整すると、シャフトもそれに従って回転してしまう。

宮里が最終的に好感触をつかんだとき、そのバックラインは通常の位置とは180度反対の真上(親指側)にまで来てしまっていた。もちろん、グリップを差し替えれば解決するが、スタート直前のわずかな時間では対応できない。

最近は、こういった事態を避けるためにバックラインなしのグリップを使う選手もいるが、宮里は「どうしても左手の握る感覚が弱くなる」と、ウェッジ以外はすべてバックライン入りを使っている。ちなみに、シャフトを回転させずにヘッド調整できる機能も開発されていて、本間ゴルフが「NON-ROTATING SYSTEM」として特許取得を済ませている。

それでも、帯同するブリヂストンスポーツのスタッフがこの日のラウンド中にグリップを入れ替えて、あす以降は使用可能な状態だ。この日、1Wを使ったのは3回だけ。最終日にどの1Wを使うかはわからないが、「欧州ツアーではトップ20を続けていけば、(日程の)組み立てが楽になる」と、1打でも上を目指すことに変わりはない。(中国・香港/今岡涼太)

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