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「悪いゴルフじゃなかった」小平智は2バーディも初戦敗退

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 最終日(11日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72)

小平智は6ホールのマッチプレーで1回戦(全5回戦)敗退。米女子ツアー3勝ミンジー・リー(オーストラリア)の弟でもあるミンウー・リーに3&1で完敗した。5ホールで2つのバーディを奪いながら、19歳アマチュアの勢いを止められなかった。

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前日までの上位24選手によるノックダウン方式。プレーオフを勝ち抜いて最終日進出を決めた小平は第1試合に登場した。スタートホール(正規の10番)でフェアウェイ中央の下り傾斜から先にピン右80センチに絡めてプレッシャーをかけたが、相手はピン下1.5mにつけ返してともにバーディ。「僕も悪いゴルフをしていたわけではなかったけど。相手は勢いもあったし、良かった」。

続く2ホール目(正規の11番/パー5)では先に花道から3打目のアプローチを50センチに寄せた相手に対し、小平の3mのバーディパットはカップの淵を一周回ってはじき出されリードを許した。続くホールも落とすと、4ホール目(正規の14番)では1打目を花道まで運んでバーディとしたが、リーもグリーン右ラフからこぶを越える寄せで70センチに止めてバーディとし、観客から拍手が送られた。

5ホール目(正規の12番/パー3)は、グリーン右手前サイドにカップが切られた打ち下ろし。安全に乗せた相手に対して、小平はピン方向に放ったが、わずかに距離が足りず花道へ。「決めなきゃいけない場面では、きわどいところを狙わないといけない」。チップインにかけた2打目がカップをすり抜けるとコンシード(OK)し、敗退が決定した。

同会場でのジュニア大会で、マッチプレー経験豊富な年下に敗れはしたが、「多少ショットが曲がってもそんなに悪いところにいっていなかったし、自分としては良いゴルフはできていた。次につながる部分もあった。試合が短い分、勢いや運もあるけど、相手は上手かった」と前を向いた。

次戦は世界ゴルフ選手権「WGCメキシコ選手権」(3月1日~)に出場する。4月の「マスターズ」に向け、出場権が与えられる3月末までの世界ランク50位以内死守が目標だ。前週末時点で同ランクは37位だが「良い感じで(世界ランクは)きていると思うし、気を抜いていられない。これから大きい試合が続くから、帰ってしっかり練習します」と語った。(オーストラリア・パース/林洋平)

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