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9人プレーオフから生還 小平智が最終日の切符を手に

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 3日目(10日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72)

通算5アンダーの17位タイで終えた小平智は、上位24人を決める9人のプレーオフの末、最終日の6ホールマッチプレー進出を決めた。「疲れた~」と安堵の笑みを浮かべると、「なんとか抜けられたので、しっかり頑張りたい」と気を引き締めた。

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1人の脱落者を決めるプレーオフは2組に分かれて18番で行われた。後半組で最もティショットを飛ばしたのは小平。左ラフから2打目を打つ前、同組選手の2打目が深いガードバンカーに吸い込まれるのを見た。「しっかり乗せてパーを拾えばいけるはず」。

アイアンから放たれたボールは、グリーン左に切られたカップから約15m離れた右サイドに乗った。下りの複雑なラインを慎重に読んで1mに寄せる。前半組でボギーをたたいた選手がいたため、勝ち抜けを確信した観客から声援が飛んだ。残すは下りのライン。丁寧に転がすと、ジャストタッチでカップに消えた。「いや(パーパットは)かなり危なかった。入って良かったって感じ」と苦笑いし、空を見上げた。

この日は最終日進出の当落線上で争い続けた。21位から出ると、前半7番からの3連続バーディで安全圏に入ったかに見えた。しかし、強風が吹き出して「風の読みが難しくなった」という後半は、13番、14番と2打目をバンカーに入れる2連続ボギーで後退。続く15番(パー5)で獲り返したが、16番では1.5mのパーパットを外し、圏外にはじき出された。

打ち下ろしの17番(パー3)ではピン右2.5mに絡めて意地のバウンスバック。最終組から7つ前で出て、ホールアウト時点では23位タイだった。後続選手の結果待ちとなり、1時間以上の待機を余儀なくされた。「かなり嫌な時間でしたよ」。強風の影響で徐々に順位は上がり、「あと1人でプレーオフをしなくて済むのに、とも思ったけど、なんとか行けて良かった」と望みがつながった。

最終日は短期決着の一騎打ち。優勝には1回戦から計5マッチを勝ち抜く必要があるが、3日目までのストローク差は関係ない。1マッチを勝ち抜くごとに世界ランクにも影響が出る。「これ(プレーオフ)で流れに乗れたのかわからないけど。6ホールというのは、ガンガンいけるので、そっちの方が良い。スコアを気にしないで済むし、1ホール1ホール集中していきたい」。つかみ取った切符を、決して無駄にはしない。(オーストラリア・パース/林洋平)

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