人生初のインフルエンザ感染 片岡大育は病み上がりで3アンダー
4位発進の片岡大育「風が穏やかなうちにスコアを出せた」
◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 初日(8日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72)
欧州、アジアン、オーストラリアの3ツアー共催大会が開幕し、片岡大育が5バーディ、ボギーなしの「67」として5アンダーの4位につけた。4人の出場する日本勢で最上位とし、欧州ツアーでの自己最高位発進(これまでは10位)を決めた。
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穏やかな陽気の中、午前8時20分にティオフ。開幕前に「今までで一番かも」と懸念していた風が強さを増したのは午後からで、片岡は「比較的、風が穏やかなうちにスコアを出せた。めっちゃ好調というわけではないけど、良いスタートを切れた」とほおを緩めた。
前半3番(パー5)から2連続バーディを奪うと、7番(パー5)では1.5mを丁寧に流し込んだ。グリーンは芝を張り替えたばかりのアウトと、荒れ気味のインで状態が異なり、「インは重たい。パットは良い感じで打てているけど、前半で伸ばせて良かった」。
後半でも最初のパー5(11番)を着実に獲り、打ち下ろしの17番(パー3)でピン右1mにからめて5つ目とした。「良いショットも出ていたし、チャンスをものにできた」とうなずいた。
3日目の上位24選手が最終日の6ホールのマッチプレー戦に進出する独特の形式。8位までで3日目を終えると、1回戦は免除され2回戦からとなる。「あんまり数字を気にしてもダメ。まずは予選通過(2日目終了時点の上位65位タイ)というのもある。自分の最善を、という気持ちでやっていく」と集中力は高い。
2日目は最終組から2つ前、午後1時20分にティオフする。ホールアウト後は欧州ツアーのインタビューを受け、「英語が厳しかも…」と苦笑い。通訳を介して「あしたは風も強い可能性がある。要所でしっかりショットを打ちたい」と冷静に話し、「まずは予選を通って最終日に進みたい」と力強く述べた。(オーストラリア・パース/林洋平)