初代王者にダスティン・ジョンソン 宮里優作は22位
2018年 メイバンク選手権
期間:02/01〜02/04 場所:サウジャナG&CC(マレーシア)
宮里優作が欧州ツアーメンバーに “初ラウンド”を厳しく評価
◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 初日(1日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7186yd(パー72)
宮里優作は1イーグル3バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」でホールアウトし、1アンダーの暫定72位タイで初日を終えた。メンバー登録した欧州ツアーでの自身今季初戦。アンダーパーでのスタートを厳しく振り返った。
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ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、キラデク・アフィバーンラト(タイ)というツアーを代表する選手と同組でティオフした宮里は、前半インで2つの3パットボギーを喫したが、いずれも直後のホールでバーディを決めた。1アンダーで迎えた後半1番(パー5)、フェアウェイから残り218ydの第2打は3Iでピン奥3mにつくスーパーショット。イーグルを決めたが、「(良かったのは)あそこだけでしょう」と吐き捨てた。
「ボロボロだよね。ショットもパットも…グリーンも読めていない。みんな苦労していたけど、全然ダメ。アイアンも“パラパラ”でどっか行っちゃうし…。距離感も合っていない」。5番(パー5)はアイアンでの第2打が右の林方面へ飛びパーどまり。7番(パー3)では第1打を左のバンカーに入れると、2打目はグリーンにとどかず、元の場所に戻ってダブルボギーを喫した。フェアウェイがうねるコース。フェードヒッターの宮里は「前上がりのライが多くて打ちにくかった」と振り返った。
今大会開幕までに欧州ツアーのアフィリエイト・メンバーへの登録を済ませた。これにより、今週から成績が年間のポイントレース(レース・トゥ・ドバイランキング)にも反映される。昨年、谷原秀人が選んだ道と同じ。メジャー、世界選手権シリーズ(WGC)での活躍も来季のシード権獲得に直結するだけにモチベーションは高くなる。
ラウンド後には大会の要請を受けてサイン会にも参加。「(きょうは)しっちゃかめっちゃか。アイアンショットをもうちょっと、どうにかしないと…」。厳しい環境に身を置くからこそ、自分に求めるものも大きい。(マレーシア・シャーアラム/桂川洋一)