同じ本間ゴルフ契約のリャン・ウェンチョン（写真左）との2ショット。じつは二人は同い年

◇欧州男子◇UBS香港オープン 事前情報（22日）◇香港GC（香港）◇6703yd（パー70）

中国・上海からトルコ、南アフリカを経て前週のアラブ首長国連邦・ドバイまで、欧州ツアーのシーズンラスト4連戦を戦ってきた谷原秀人が、今週は香港で5週連続の出場を迎える。シーズンが終わったと思ったら、もう新シーズンの開幕戦だ。「開幕戦じゃないですよ。（今年）最終戦です」と苦笑を浮かべた。

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笑うしかないような疲労感は、単純な連続出場や、移動距離・時間の長さによるものだけではない。中国とトルコは－5時間。トルコと南アフリカは－1時間。南アフリカとドバイは＋2時間。そして、ドバイと香港は＋4時間。毎週の微妙な時差に、体内時計を慣れさせることもひと苦労なのだ。この日、午前のプロアマ戦に参加した谷原は、昼食後のあくびを隠しもせず、それでも「ちょっと打つか…」と練習場へと向かっていった。

連戦が続く谷原秀人。開幕戦が最終戦？

昨シーズンの欧州ツアー賞金レース（レース・トゥ・ドバイ・ランキング）で27位に入り、新シーズンの出場権を堂々と確保した。2017-18年は欧州ツアーメンバーとして、世界各国を転戦予定。各地の気候差や食事の違いも含め、いま初体験しているような環境で、いかにパフォーマンスを発揮していくかが求められていく。

次週は世界ランキング100位以内の資格で、国内ツアー最終戦の「日本シリーズJTカップ」にも出場予定。世界を股にかけた6連戦。「疲れていますよ」と片頬を引きつらせる39歳だが、年末までにもう少しその肉体を酷使する。（中国・香港／今岡涼太）