感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
タグ・ホイヤー「タイガー起用」の真意とは
昨年10月にタイガー・ウッズと契約を結んだ高級腕時計メーカー、タグ・ホイヤー。そのタグ・ホイヤー北米支部の社長兼CEO、ダニエル・ロランド氏にタイガー・ウッズを広告塔に起用した真意を伺った。
記者
「御社の製品は、故アイルトン・セナ、デビッド・コルタートなどF1レースのドライバーや、アーティスト達の腕にはめられてきた印象がありますが、ゴルフ界に目を向けられた理由はありますか?」
ロランド氏
「タイガー・ウッズは世界NO.1ゴルファーであると同時に、世界NO.1アスリートでもあるんですよ。またタイガーの持つ、パフォーマンス力、名声、情熱などこれらすべてが我々タグ・ホイヤーの企業理念とマッチしているからです」
記者
「ゴルフは万民のスポーツですが、どうしても高額所得者とリンクされることが多いですよね。だから高級腕時計とも合うのですかね?」
ロランド氏
「我々の顧客とゴルフを楽しまれる方々の価値観に共通点があると思っています」
記者
「今されている腕時計はタイガーとお揃いですよね。それは売られるんですか?」
ロランド氏
「今現在は、タイガーの腕にあるものとこちらの2点しか世界に存在しませんが、北米では数週間の内に発売される予定です」
記者
「タイガーは広告塔として何をすることになっているのですか?」
ロランド氏
「5月から始まる新しいコマーシャルに出演してもらいます。またタイガーにはフラッグシップ店に実際に足を運んでもらい、キャンペーンなどにも参加して頂きます。さらには新製品開発にも参加してもらう予定です。そして今年の秋には、タイガー・ウッズ・ブランドの限定モデルを発売する予定です。時計のサブダイル部分をタイガーのサンデーカラー、バーガンディに仕上げるつもりです。限定ですから北米だけでも1000個ほどしか売らない予定です。今後はタグ・ホイヤーのゴルフ・ウォッチ・シリーズを立ち上げる予定もあります」