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久常涼「信じられない」圧巻プレー 初の6連続バーディで初日の主役に

◇欧州男子◇ラアス・アル=ハイマ選手権 by フェニックスキャピタル 初日(2日)◇アルハイマGC(UAE)◇7400yd(パー72)

昨年11月の最終予選会を突破して今季から欧州ツアー(DPワールドツアー)に参戦している久常涼が、今季5戦目となる2023年初戦で圧巻のプレーを見せた。

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出だしの1番をタップインバーディで滑り出すと、2番では5mのチャンスを沈め、3番(パー5)でも再びタップインで伸ばす。4番(パー3)はティショットをピンそば2mにつけて4連続とすると、5番で1.5m、6番で2mを確実に沈め、「初めて」と話す6連続バーディ。ツアー記録(※)に迫るロケットスタートで飛び出した。

パーを1つ挟んだ8番(パー5)でも伸ばし、前半は7バーディ、ノーボギーの「29」をマーク。単独首位で折り返した後半も「『このまま行こう』と思った。バックナインにはタフなホールがいくつもある。パーを取り続けなければならなかった」と冷静なプレーを心掛け、10番、15番(パー3)と2バーディを追加した。

「とても緊張した」という最終18番では、ティショットを左に曲げて唯一のボギーをたたいたものの、「ボギーで済んだのでOK」とダメージを最小限に抑えてフィニッシュ。9バーディ、1ボギーの8アンダー「64」をマークし、後続に2打差をつけて初の首位発進を決めた。

この日のパーオン率は94.4%(17/18)で全体1位。パーオンホールにおける平均パット数も1.5で6位を記録した。「本当に信じられない。ただ、ショットを打って、パットを打って、毎回成功させることができた。とても素晴らしかった。今年最初の大会なので少し緊張していたけれど、気楽にスタートできた。とてもラッキーだった」と笑顔で振り返った。

ツアールーキーとして臨む今季は、4試合を終えて年間ポイントレース30位につけるなど健闘中。11月の開幕戦「オーストラリアPGA選手権」で2位に入ると、翌月の「オーストラリアオープン」は31位、「アルフレッド・ダンヒル選手権」では26位と、着実にポイントを加算している。ルーキーシーズンでの初優勝を目指して臨む残り54ホールも、この勢いのまま駆け抜けたい。

※1ラウンドでの最多連続バーディ数
9連続:ジェームス・ニティーズ(2019年「ISPS HANDA ヴィックオープン」 初日)

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2023年 ラアス・アル=ハイマ選手権 by フェニックスキャピタル



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