宮里優作、川村昌弘は「全米OP」出場逃す/最終予選会
2019年 全米オープン
期間:06/13〜06/16 場所:ペブルビーチGL(カリフォルニア州)
“バースデーボーイ”のバーメスターが「全米オープン」予選会トップ通過
ディーン・バーメスターがイングランドのウォルトンヒースGC(2コース、ともにパー72)での「全米オープン」予選会で、サム・ホースフィールドに4打差をつけてトップ通過し、ペブルビーチ行きの切符を手にした。
前日2日に誕生日を祝ったばかりの南アフリカ出身の30歳は、第1ラウンドを9アンダーの「63」で回ると、続く第2ラウンドでは「65」をマークした。バーメスターは第2ラウンドの12番から16番にかけて怒濤の5連続バーディを奪うなど、バックナインだけで6バーディの猛チャージをかけ、36ホールの予選会で2度目の「全米オープン」出場を決めた。
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「今日はベッドから起きると、あとはパットを打てばホールに入るという一日だったのだと思う」とバーメスター。「(第1ラウンドの)9アンダーはソリッド(堅実)だった。幾つか悪いショットもあったが、寄せワンでしのげたし、パットも入った」
「午後に入ると、出だしの5ホールで1オーバーと、神経質なスタートとなったが、幾つかパットが決まると勢いが出て、あとは午前中みたいなプレーができた」と振り返り、「(全米の)開催コースや歴史を考えると、セントアンドリュースでの『全英オープン』でプレーするのと同じくらいすごいこと。あそこへ行って、自分のベストの4日間を出し切ることに胸が躍るね」と抱負を述べた。
ホースフィールドは「67」「65」でプレー、通算12アンダーで2位に入り、さらに2打差の3位タイにマーカス・フレイザーとクレモン・ソルデが入った。ソルデは上がり6ホールで連続バーディを奪ってペブルビーチ行きを確定させた。
「この予選会まで長い道程だった」とフレイザー。「僕は『メイド・イン・デンマーク』ではウェイティング1番だったが、プレーはできず、ベルギー(ノックアウト)では良いプレーができずに予選落ちした。今日も良いプレーではなかったが、パットがこれまでにないくらい良かったので通過できた」。フレイザーにとって4度目の「全米オープン」。「ペブルビーチということなので、セントアンドリュース開催の『全英オープン』みたいなものだね。本当に楽しみだ」
通算9アンダーの5位タイにはマーカス・キンハルト、マチュー・パボン、そして、リー・スラッテリーが入り、8位タイには最終ホールでバーディを奪ってプレーオフを免れた2016年「ライダーカップ」スターのトーマス・ピータース、そしてニュージーランドのアマチュア、ダニエル・ヒリアーを含む6人が入った。
ウォルトンヒースで14番目にして最後の座は、5人によるプレーオフで争われることになった。結局プレーオフは2ホール目でベルント・ヴィースベルガーを下したレナート・パラトーレが制し、最後の枠に滑り込んだ。ヴィースベルガーとナチョ・エルビラは2枠ある補欠スポットに収まることとなった。
「本当にうれしい」とパラトーレ。「絶対に通りたいと思っていたし、実際達成できて素晴らしいね。5人によるプレーオフだったので、最初のホールからバーディを獲らないと家へ帰ることになると思っていた」。そして、こう続けた。「他の大会と同じように準備するよ。もしかしたら、時差ぼけを抜くため、日曜に現地入りするかもしれない。今は家へ帰り、休んで練習し、しっかり準備を整えるよ」