「今までで一番不愉快」 異色の全米OPコースに糾弾相次ぐ
2015年 全米オープン
期間:06/18〜06/21 場所:チェンバーズベイGC(ワシントン州)
カムバックの帝王、ルイがメジャー2勝目を視野に
「全米オープン」の始めの20ホールを9オーバーとしたルイ・ウーストハイゼンだったが、54ホール終了時点で通算1アンダーと一躍優勝争いに名乗りを上げ、メジャー2勝目を射程圏に捉えた。
チェンバーズベイを2日連続の「66」でラウンドした2010年の「全英オープン」王者であるウーストハイゼンは、通算1アンダーとし、通算4アンダーで並ぶ米国のダスティン・ジョンソンら首位タイの4人から3打差の5位タイまで浮上した。
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ウーストハイゼンの一日は、彼が作り出したバーディチャンス全てを決めていれば完全にスペクタクルな一日となっていたところだったが、南アフリカ出身の彼はチェンバーズベイの悪名高い難度を誇るグリーンで4.5メートル以内のパットを7回外した。
とは言え、「77」と悲惨な大会初日を送っただけに、ウーストハイゼンは最終日のシアトルで優勝を目指して猛チャージをかけられる位置につけたことに満足している。
「2日目の2ホールを終えた時点では、どうやっても予選通過は無理だろうと思っていたし、言うまでもなく、3日目が終わって会見に臨むなんて思っても見なかった。本当に劇的な改善だったし、後はどうなろうと、僕は自分のファイトバックの仕方に誇りを持っていられるよ」。
「昨日は始めから良くボールが打てていたし、幾つかパットが決まったんだ。そして、今朝になって練習レンジでドライバーのスイングが良くなったことに気付き、その他のプレーもそれにつられて良くなったんだ。今日は多くのホールですごく近い所に乗せることができたから、もっと良いスコアだって出せたかもしれない」。
「今日みたいなショットが打てれば、明日もまた良いスコアを出すチャンスは十分にあると思う。しこたまバーディチャンスにつけたけれど、ここのグリーンではそうそうパットを沈めることはできないから、そういうプレーが必要とされるんだ」。
「ボールストライキングが鍵だね。グリーンのどこへ落とすのかピンポイントで狙わなければならないからね。グリーンはとても硬く、芝はほとんど枯れているから、グリーンの傾斜を上手く利用してピンに近づけなければならない。今日、僕はそれが上手くできたんだよ」。