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「ジェネシス スコットランドオープン」で知っておくべき5つのこと

今週、DPワールドツアーはザ・ルネサンスクラブへと戻る。2022年シーズンの「ロレックスシリーズ」第3戦であり、初めて米PGAツアーと共催されることになった「ジェネシス スコットランドオープン」が開催される。知っておくべき5つの重要事項は、次の通り。

■ミンウ・リーの防衛戦

昨年は、プレーオフでマシュー・フィッツパトリック(イングランド)とトーマス・デトリー(ベルギー)を退けたミンウ・リー(オーストラリア)がスコットランドのナショナルオープンを制覇し、「ロレックスシリーズ」初優勝を果たした。

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首位で並ぶフィッツパトリックとデトリーと3打差で最終日をスタートした豪州人選手は、遅い時間帯にスタートした選手たちが雷雨によりバックナインで90分間の中断を強いられる中、3番から6連続バーディを奪うなどノーボギーの「64」でラウンドし、通算18アンダーまでスコアを伸ばした。

正規のラウンドでは、パー4の18番でのバーディパットがわずか数インチ届かなかったリーだったが、同ホールで行われたプレーオフでは10フィート(約3メートル)のバーディパットを沈め、ノースバーウィックで見事ツアー2勝目を挙げた。

以降、23歳は今季のメジャー全3大会に初出場を果たしており、オーガスタナショナルでは、最終ラウンドのフロントナインで6アンダーの「30」をマークし、同コースのフロントナイン歴代最小スコアに並んだ。

2020年「ISPSハンダ ヴィックオープン」でツアー初優勝を果たしたリーは大会史上初のタイトル防衛、そしてウェールズ出身のイアン・ウーズナム(1987年、90年、96年)、南アフリカのアーニー・エルス(2000年、03年)に続く大会史上3人目の複数回優勝を目指してティアップする。

■「ロレックスシリーズ」再び

「ジェネシス スコットランドオープン」は2022年DPワールドツアーにおける「ロレックスシリーズ」第3戦であり、次週の「全英オープン」へ向けた理想的な調整の場となる。

DPワールドツアーの歴史において最も重要な取り組みの一つである「ロレックスシリーズ」は、初開催の2017年からスコットランドのナショナルオープンをその一部としてきた。

これまでの2022年の2大会では既に多くのドラマが生まれ、トーマス・ピータース(ベルギー)とビクトル・ホブラン(ノルウェー)がそれぞれ1月に開催された「アブダビHSBC選手権」と「Slync.ioドバイデザートクラシック」で優勝を遂げた。

今後、「ロレックスシリーズ」は9月の「BMW PGA選手権」、11月にドバイで開催される送金総額1000万ドルの「DPワールドツアー選手権」へと続くことになる。なお、「DPワールドツアー選手権」はメジャーと世界ゴルフ選手権を除くと、DPワールドツアー史上初めて賞金総額が8桁に達する大会となる。

■米PGAツアーとの戦略的提携による共催大会

今年の「ジェネシス スコットランドオープン」は初めて、DPワールドツアーと米PGAツアーの共催大会として開催される。

2020年11月に発表されたこの2ツアーによる歴史的な戦略的提携は、2035年の最終週まで継続される。

イーストロージアンで開催される今大会の獲得ポイントは、DPワールドツアーランキングとフェデックスカップランキングの両方に加算される。

ビジットスコットランドにより運営されるこの大会は、スコットランド政府による継続的な献身により支えられており、今年は3つの大会招待枠が設けられたほか、韓国プロゴルフ協会から3人の選手を招待している。

大会は「全英オープン」予選会シリーズに組み込まれており、ザ・ルネサンスクラブでトップ10入りした同大会の出場権未獲得の上位3選手には、第150回「全英オープン」行きのチケットが与えられる。

■豪華フィールドのヘッドラインを飾るメジャー王者たち

スコットランドのナショナルオープンの第40回大会は過去最高のフィールドとなり、これには公式世界ゴルフランキングのトップ15のうちの14人が含まれ、スコッティ・シェフラージャスティン・トーマス、フィッツパトリック、コリン・モリカワの現メジャー王者4人がそろい踏みする。

加えて、同じくメジャー王者のジョン・ラーム(スペイン)、松山英樹ジョーダン・スピースが出場するほか、いずれも「ロレックスシリーズ」王者であるティレル・ハットン(イングランド)、ビクトル・ホブラン((ノルウェー)、トミー・フリートウッド(イングランド)、ビリー・ホーシェルも層の厚いスターティングリストに名を連ねている。

1972年に第1回が開催された大会には、今年の「ザ・プレーヤーズ」王者であるキャメロン・スミス(オーストラリア)、チリのホアキン・ニーマン、PGAツアーのスター選手であるサム・バーンズも出場する。

■ジェネシスを冠スポンサーに迎えた初年度

スコットランドのナショナルオープンは、今年から新たに韓国の自動車ブランド「ジェネシス」を冠スポンサーに迎えた。

ジェネシスは世界の舞台にそのブランド名を発表した2015年以来、一貫してゴルフとの関わりを継続してきた。

同社は米PGAツアーの「ジェネシス招待」、韓国ツアーの「ジェネシス選手権」、そして「ライダーカップ」と隔年で開催されている「プレジデンツカップ」で現在もスポンサーを務めている。

今週、パー3の17番で最初にホールインワンを達成した選手には、選手とキャディにジェネシスが1台ずつ贈られる。選手の景品は新型のジェネシス エレクトリファイドGV70で、キャディは新型の電気自動車、ジェネシスGV60を受け取ることになる。

ジェネシスは今大会の優勝者にもGV70を進呈する。

関連リンク

2022年 ジェネシス・スコットランドオープン



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