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2021年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

「マスターズ」の記録保持者たち

2021/04/06 10:00

「マスターズ」で達成された歴史的な記録をリストアップし、紹介しよう。

■最多勝:ジャック・ニクラス(6)

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ジャック・ニクラスは1963年にマスターズ初優勝を遂げると、その後、1965、1966、1972、そして1975年でも優勝し、1986年に最後の勝利を挙げた。

タイガー・ウッズは2019年大会を制覇し、5着目のグリーンジャケットを獲得してニクラスにあと一歩のところまで迫っている。

マスターズで史上3番目に多く優勝しているのは、優勝4回のアーノルド・パーマーであり、フィル・ミケルソンニック・ファルドゲーリー・プレーヤー、サム・スニード、そしてジミー・デマレーはそれぞれ3勝している。

■最年少優勝:タイガー・ウッズ

タイガー・ウッズは多くのマスターズ記録を保持しており、セベ・バレステロスの記録を抜いた大会最年少優勝記録もその一つ。1997年に21歳3カ月14日で1着目のグリーンジャケットを獲得して、これを達達成した。

ウッズ以外で21歳で大会制覇を遂げた選手はジョーダン・スピースだけ。21歳8カ月でオーガスタでメジャー初制覇を果たしている。

■最年長優勝:ジャック・ニクラス

ジャック・ニクラスは、語り草となっている1986年大会を46歳2カ月23日で制覇し、最年長優勝記録を更新するとともに、6着目のグリーンジャケットを手に入れ、メジャー通算18勝目を達成した。

■ワイヤー・トゥ・ワイヤー(完全優勝)達成者

これまでのマスターズにおいて、全4ラウンドで単独で大会をリードしたのは、クレイグ・ウッド(1941年)、アーノルド・パーマー(1960年)、ジャック・ニクラス(1972年)、レイモンド・フロイド、そして21世紀に入って唯一達成しているジョーダン・スピース(2015年)の5人だけである。ただしここでは、2020年のダスティン・ジョンソンのように、各ラウンドで複数の選手が首位タイで並んだケースは、オーガスタナショナルでのワイヤー・トゥ・ワイヤー優勝から除外している。

■最多2位フィニッシュ

ジャック・ニクラスはマスターズ最多勝記録を保持しているが、オーガスタナショナルにおける2位の回数でも最多タイ記録を持っている。ニクラスは2位に4回(1964、1971、1977、1981年)入っており、ベン・ホーガン(1942、1946、1954、1955年)、そしてトム・ワイツコフ(1969、1972、1974、1975年)と並んでいる。

■最多トップ10

これもジャック・ニクラスが保持する見事な記録の一つ。何とキャリアを通じてマスターズで22度のトップ10入りを遂げ、2位につける17回のベン・ホーガンに大きな差をつけている。2021年大会の出場者で最もトップ10回数が多いのは、15回のフィル・ミケルソンである。ちなみに、タイガー・ウッズは過去に14回トップ10入りを果たしている。

■18ホール最少スコア

ニック・プライスは、1986年のマスターズ第3ラウンドで、史上初めてオーガスタナショナルで「63」をマークした。以降、このスコアが出たのは1回だけであり、1996年大会の第1ラウンドでグレッグ・ノーマンが同スコアをマークしている。

■72ホール最少スコア

2020年11月に、ダスティン・ジョンソンは「268(通算20アンダー)」をマークして72ホールの最少スコアを2ストローク更新し、史上初めて通算20アンダーに到達した選手となった。

それまでは、マスターズ年少優勝記録で1位と2位につけるタイガー・ウッズジョーダン・スピースが、この記録を保持していた。ウッズは1997年に優勝した際、史上初めて「270(通算18アンダー)」をマークした選手となり、その後、スピースが2015年に大会を制覇した時にこれに並んだ。

■1ラウンドの最多バーディ数

2009年大会では、アンソニー・キムが第2ラウンドで11バーディを奪い、1ラウンドでの最多バーディ数記録を更新した。それまでは、ニック・プライスが1986年大会の第3ラウンドに「63」をマークした際に10バーディを奪い、20年以上にわたりこの記録を保持し続けた。

■1大会の最多バーディ数

ジョーダン・スピースは2015年大会を制覇した際、最終ホールでボギーをたたいて72ホールの最少スコア更新を逃したものの、破るのが難しい記録を達成している。

その週を通じ、スピースは歴代最多の28バーディを奪っており、これは2001年にフィル・ミケルソンが達成した歴代2位の25を3つ上回る記録であり、ホセ・マリア・オラサバル(1991年)、タイガー・ウッズ(2005年)、ジャスティン・ローズ(2015年)、パトリック・リード(2020年)、そしてイム・ソンジェ(2020年)の記録を4つ上回っている。

■最多連続バーディ

スティーブ・ペイトは1999年に、7番ホールから7連続バーディを奪い、それまでデビッド・トムズジョニー・ミラー、そしてマーク・カルカベキアが持っていた6連続バーディという大会記録を更新した。その6年後の2005年には、タイガー・ウッズが、こちらも7番ホールから7連続バーディを奪ってこの記録に並んだ。

■1ラウンドの最多イーグル数

ダスティン・ジョンソンは2015年に、2番、8番、そして15番でイーグルを奪い、1ラウンドに3イーグルを奪った史上初にして唯一の選手となった。これまで、1ラウンド2イーグルは41選手が達成している。

■最多出場

連続出場記録は50回のアーノルド・パーマーが保持する一方、最多出場記録はゲーリー・プレーヤーが持っている。彼は1957年から2009年にかけて、マスターズに通算52回出場している。

■最多予選通過

マスターズにおける連続予選通過記録はゲーリー・プレーヤーによる23大会となっているが、最多予選通過記録はジャック・ニクラスが保持しており、彼はマスターズのキャリアにおいて37大会で予選通過を果たしている。

■最多ストローク差優勝

タイガー・ウッズは1997年に優勝した際、試合を完全に支配し、2位のトム・カイトに12ストロークの差をつけて大会を制覇した。それまでの記録は、ジャック・ニクラスが1965年に優勝した際の9ストローク差だった。

■54ホール終了後の最大逆転

1956年、ジャック・バークJr.は首位と8打差で最終日を迎えた。一時は9打を追う状況となるも、最終的には2打差で優勝を遂げた。

■最多連続アンダーパーラウンド

ダスティン・ジョンソンは2020年大会最終日を4アンダーで締めくくり、オーガスタナショナルでの連続アンダーパーラウンドを11に伸ばした(2018年に4ラウンド、2017年の2日目から3ラウンド)。それまでの記録は、タイガー・ウッズが2000年から2002年にかけてマークした10ラウンド連続だった。

■最年長予選通過

1985年と1993年大会王者であるベルンハルト・ランガーは、2020年に63歳で予選を通過し、大会最年長予選通過記録を塗り替えた。ランガーは4日間を「68」「73」「73」「71」でラウンドし、通算3アンダーで29位タイに入って、2000年にトミー・アーロンがつくった記録を33日更新した。

■最年少予選通過

2013年、関天朗(グァン・ティンラン)はわずか14歳5カ月18日で予選を通過し、大会の最年少予選通過記録を更新した。

■アマチュア最少スコア

これまで、マスターズではアマチュア選手も長い歴史のなかで素晴らしいスコアを残しているが、1956年の第1ラウンドでケン・ベンチュリがマークした「66」は、依然としてアマチュアによる18ホールの最少スコア記録となっている。また、1961年に4日間で「281」をマークしたチャーリー・コーは、いまもアマチュアによる72ホールの最少スコア記録を保持している。

■ルーキーによる最少スコア

2020年にマスターズデビューし、通算15アンダーをマークしたイム・ソンジェは、新人による最少スコア記録を塗り替えた。

■ホールインワン

これまで84回開催されたマスターズでは、32個のホールインワンがオーガスタナショナルで達成されている。史上初のホールインワンは、アマチュアのロス・サマービルが1934年大会で、145ydの16番をマッシー・ニブリック(現在の7番アイアン)の一振りでホールアウトして達成。最後のホールインワンは2019年にブライソン・デシャンボーが達成しており、これは彼にとってプロとして初のホールインワンとなった。

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