WGCワークデイ選手権 スコア
2021年 WGCワークデイ選手権
期間:02/25〜02/28 場所:ザ・コンセッションGC(フロリダ州)
選手たちの好評を博したザ・コンセッションGC
2021/03/02 19:17
ザ・コンセッションGCは「WGCワークデイ選手権」で初めてツアーの舞台にお目見えしたわけだが、選手たちの評価は圧倒的に前向きなものだった。
今回の開催地は何よりも精度が重要なコースと評されていたが、1週間を通した不均一なスコアは正にそれを証明することとなり、ビリー・ホーシェルの「このフロリダのコースでは、4日間ごまかし続けることはできない」というコメントがそれを裏付けた。
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ビクトル・ホブランの第2ラウンドは、ザ・コンセッションの18ホールで一人のプレーヤーが味わい得る浮き沈みの好例と言えるだろう。世界13位にして今大会を2位タイで終えた彼は、その日、最終ホール(パー4の9番)のティショットでフェアウェイを外すまで同ラウンドのスコアを7アンダーとしていたのだが、彼はそのホールで「8」を叩いてラウンドを終えたのである。
とは言え、ホブランは週末に「66」「67」をマークし、コリン・モリカワと3打差で大会を終えると、将来このコースにツアーが戻ってくることにかなり乗り気だと述べた。
「そうなったら素晴らしいと思います」とホブラン。「正直言って、練習ラウンドでこのコースを回ったときは、そこまでファンにならなかったですし、フロリダのコースは概してそんなに好みではないのですが、ここはラウンドする度に好きになりました。とにかく良いコースです」
そして、ジャック・ニクラスとトニー・ジャクリンが設計し、「ライダーカップ」の逸話から命名されたこのコースを称賛したのは、彼だけではなかった。
ロリー・マキロイは、将来またこのコースで大会が開催されることを望むかと問われると、「もちろんだよ」と答えた。「このコースは、今週とても評判が良かったと思う」
「いくつか厳しすぎるグリーンはあったかもしれないし、週末のピンポジションのいくつかは少し厳し過ぎたかもしれないけれど、もし僕らがここへ帰って来るようになれば、それは既にゴルフコースをセットアップした人々が承知しているわけだからね。僕は気に入ったし、多くの選手にとって便利な場所にあると思うし、皆エンジョイしたと思うよ」
「アイアンをピンポイントで攻めないと駄目なんだ」と加えたのは、再びこのコースでの大会開催を望むルイ・ウーストハイゼンだ。「グリーンは素晴らしい状態なので、多くのバーディが出るし、選手たちはパットを沈めていたね。僕はコースをエンジョイしたよ。またここでプレーできれば良いね」
ビリー・ホーシェルはウーストハイゼンの精度が必要とされるという評価に同意したが、彼がこのフロリダのコースを気に入った要因は、良いショットを打つことへの依存度の高さだけではなかった。ザ・コンセッションのコンディションも称賛の理由となった。
「素晴らしいコースだと思う」とホーシェル。「僕はごまかせないコースが大好きなんだ。1日や2日だったらごまかせるかもしれないけれど、4日間ごまかすことはできないようなコースがね。毎日最高のショットを打たなければならないし、ソリッドに打たなければならないんだ。ティからグリーンにかけて、ボールをコントロールしなければならない。飛距離と方向をコントロールしなければならないんだ。グリーンのどの場所へショットを打つか考えなければならないし、あるいはティショットでさえそう考えなければならないんだよ」
「僕は素晴らしいゴルフコースだと思う。今週のコースセッティングに関して、僕らの競技員は信じられないほど素晴らしい仕事をしたと思う。彼らというか、(コースセッティングの)責任者はもう少し硬くて速いグリーンの方が良かったのかもしれない。彼が通算18アンダーという優勝スコアに満足していないのは確かなところだけど、これは紙一重の話で、あと1フィート速かったり、あと少し硬かったりすると、ピンポジションのいくつかはとても間抜けなものになっていただろうし、僕らも間抜けに見えていたと思う」
かつての世界ナンバーワンであるブルックス・ケプカの、将来的にこのコースで再び大会が開催されることを望むかという問いに対する答えは、みんなの意見を要約していた。
「そうだね、またここでやるのなら、僕はプレーするよ」