2019年 アンダルシア バルデラママスターズ
期間:06/27〜06/30 場所:レアル・クラブ・バルデラマ(スペイン)
「アンダルシア バルデラママスターズ」知っておくべき5つのこと
2019/06/27 08:30
レアル・クラブ・バルデラマで開催される「アンダルシア バルデラママスターズ」について、知っておくべき5つのことを紹介しよう。
過去の王者たち
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過去4回開催された大会でこれまで優勝した選手は、グレーム・マクドウェルとセルヒオ・ガルシアの2人しかいない。2011年、2017年、そして荒天により54ホールに短縮された2018年に大会を制覇したディフェンディングチャンピオンのガルシアは大会3連覇を狙っている。昨年優勝したスペインの大会ホストは、プレーがサスペンデッドとなり、最終ラウンドとなった第3ラウンドが月曜に行われるなか、2位のシェーン・ローリーに4打差をつけた。
新時代
スペインのラガービールの銘柄であるエストレージャ・ダムが、「アンダルシア バルデラママスターズ」の新たな大会冠スポンサーとして今年から5年契約を結んだ。この新たなパートナーシップの一環として、選手たちは2018年大会から100万ユーロ増額された賞金総額300万ユーロをかけて競い合うこととなった。この契約は同社にとって、ゴルフ界における最新の長期提携となる。1990年代終盤、スペイン全土でアマチュアクラブの支援を開始したダム社は、2017年に欧州女子ゴルフ最高峰のツアーであるレディースヨーロピアンツアー主催の「エストレージャ・ダム地中海レディース」のスポンサーを務めた。
ライダーカップの記憶
1997年9月、欧州本土では史上初となる「ライダーカップ」が、ここレアル・クラブ・バルデラマで開催され、欧州代表が米国代表をアンダルシアの地に迎えた。この大会ではレジェンドのセベ・バレステロス率いる欧州代表が14.5対13.5で米国代表を撃破。以来、欧州代表は欧州の地で負けなしで、昨年はフランスのル・ゴルフナショナルでホーム6連勝を遂げた。
コース外活動
セルヒオ・ガルシア基金は3年連続で「アンダルシア バルデラママスターズ」の大会ホストを務める。ガルシアは経済的貧困にある子供たちに対する資金調達とスポーツに接することのできる機会を設けるため、2002年にこのチャリティ基金を設立した。大会期間中に集まった資金の半分は大会ホストのセルヒオ・ガルシア基金に分配され、もう半分はヨーロピアンツアーのチャリティ機関であるヨーロピアンツアー基金へと分配される。
強力なフィールド
大会ホストのガルシアを筆頭に、「アンダルシア バルデラママスターズ」には強力なフィールドできあがった。地元スペインからは、2017年「マスターズ」王者に加え、2018年「ライダーカップ」でそのガルシアのチームメイトとなったジョン・ラームもレアル・クラブ・バルデラマでティアップする。先週「BMWインターナショナルオープン」を制覇したアンドレア・パバン、そしてパバンとプレーオフで優勝を争ったマシュー・フィッツパトリックも今週は南スペインへと向かう。「ライダーカップ」でキャプテンを経験したトーマス・ビヨーンとホセ・マリア・オラサバル、2018年大会で副キャプテンを務めたロバート・カールソン、そして今季ヨーロピアンツアーで唯一スペイン人選手として優勝を遂げているホルヘ・カンピージョも名を連ねている。