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2019年 オマーンオープン
期間:02/28〜03/03 場所:アルモウジG(オマーン)

カート・キタヤマが逆転 ルーキーイヤーで早くも2勝

アルモウジゴルフで逆転劇を演じたカート・キタヤマが「オマーンオープン」を制覇し、今季欧州ツアー2勝目を挙げた。

荒天で進行が遅れた今大会の36ホールを首位と1打差で折り返した米国のキタヤマだったが、第3ラウンドの出だしでクアドルプルボギーの「8」を叩くと、その後も2番と3番でボギーを叩いたところで日没のため3日目は終了となった。これにより、33ホールを残した日曜の最終ラウンドを7打追う状況で迎えたキタヤマだったが、第3ラウンドはその後、1イーグル、7バーディを奪って「71」と立て直すことに成功し、第4ラウンドに望みをつないだ。

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キタヤマは最終ラウンドの残り3ホールの時点でも、首位を2打差で追う展開だったが、16番と17番でバーディを奪って「70」をマークした。通算7アンダーとしたことにより、スペインのホルヘ・カンピージョ、ドイツのマキシミリアン・キーファー、フランスのクレモン・ソルデ、そしてパラグアイのファブリシオ・サノッティに1打差をつける逆転優勝を遂げた。

Qスクールの全3ステージを突破してルーキーシーズンのシード権を得たキタヤマは、これでヨーロピアンツアー出場わずか11戦目にして、「アフラシアバンクモーリシャスオープン」に続く2勝目を手にした。

大会初日を終えて首位に立った26歳のキタヤマは、2日目には強風でボールがグリーンからバンカーにこぼれた状況から寄せワンを決めるパーセーブを見せた。「この勝利は本当に気持ちいいですね。というのも、初優勝の時はとても調子が良く、とにかく勝てると予感していましたから」とキタヤマ。「今週に入るまで3週連続予選落ちしていましたし、アブダビとドバイでは良い週末が送れていませんでした。そんな状況で我慢のプレーができたので、喜びもひとしおです」「第3ラウンドは出だしがあの状況だったので、内心“今すぐ中断できないの?”と思っていました。中断によりリフレッシュできましたし、驚異的なカムバックになりました」

第3ラウンドで“驚異的なカムバック”を見せたキタヤマは、首位のサノッティと3打差で最終ラウンドを迎えると、すぐに追撃を開始した。2番で特大のドライブからバーディをお膳立てし、続く3番で長いパットを沈め、早くもこの日2つ目のバーディを奪った。5番ホール終了時点で、5人により形成された首位タイグループの一角を占めたが、7番と11番のボギーで後退した。

一方、デンマークのヨアキム・B・ハンセンは2番でボギーを叩くも、3番、5番、そして6番ホールでバーディを奪って単独首位に浮上し、その後、8番ではボギーを叩くものの、1打差の首位のままハーフターンした。

しかし、ハンセンが11番をボギーとしたのに対し、2017年に今大会のコースで開催されたヨーロピアンチャレンジツアーの「NBOゴルフクラシックグランドファイナル」を制覇したソルデが、ティショットをピン側2.4メートルにつけたパー3の13番でバーディを奪ったことで、首位の座は入れ替わることに。ハンセンは2オンに成功したパー5の12番でバーディを奪って首位タイに返り咲くと、3番をボギー、そして10番をバーディとしていた同組のキーファーも12番で2オン2パットのバーディを奪い、首位タイグループに加わった。

サノッティは出入りの激しいラウンドとなり、5番ではバーディを奪うも、4番と9番でダブルボギーを喫し、「39」でハーフターンした。それでも13番と14番の連続バーディでトップグループを4人とすると、その後はハンセンが14番で、ソルデが16番でそれぞれボギーを叩き、サノッティは4パットした16番でこの日3つ目のダブルボギーを叩くなど、足踏み状態が続いた。

キタヤマは16番で賢明なチップショットからバーディを奪って通算6アンダーとすると、その前を行くソルデは17番で9メートルのバーディパットをねじ込み、通算7アンダーとしてキーファーと首位タイで並んだ。ソルデは最終ホールで3パットのボギーを叩いたことでキーファーに単独首位の座を明け渡すも、ドイツの28歳もグリーンをショートした17番でボギーを叩いて後退した。

すると、17番で5.4メートルのバーディパット沈めたキタヤマが連続バーディで単独首位に浮上し、最終ホールをパーとして優勝を決めた。これでキタヤマは「レース・トゥ・ドバイ」ランキングを4位とした。

18番でバーディを奪ったサノッティは結局2位タイに入り、最終ホールをボギーをとしたハンセンは、スウェーデンのピーター・ハンソンとベルギーのトーマス・ピータースと並ぶ通算5アンダーの6位タイで大会を後にした。2日目にパー3の5番で「9」と大叩きしたカンピージョは、第4ラウンドを4バーディ、1ボギーでまとめるも、最終盤にチャージをかけたキタヤマに屈することとなった。

ハンソンは「73」、そしてピータースは「71」で最終ラウンドを終え、その1打後方の9位タイにはアシュリー・チェスターズクリス・ペイズリーのイングランド人コンビとスコットランドのスコット・ジェイミソンが入り、トップ11の顔ぶれには10カ国の選手が並んだ。

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