舞台は再び中東へ オマーン大会に谷原、宮里、川村が出場
オマーンで注目の3人
2019/02/27 18:06
今週のヨーロピアンツアーは、「オマーンオープン」が開催されるオマーンの首都・マスカットへと移動する。
2019年の「レース・トゥ・ドバイ」第12戦の舞台は、風光明媚なアルモウジGである。我々のデータの達人が弾き出した今週の注目選手は次の3人だ。
本命: ユースト・ラウテン
現大会王者は優勝候補の筆頭である。昨年、ユースト・ラウテン(オランダ)は2位のクリス・ウッド(イングランド)に2打差をつけて第1回「オマーンオープン」を制覇した。これは、彼にとってのヨーロピアンツアー6勝目となった。その後、ラウテンはツアー制覇を果たしていないものの、今季は好調を保っている。
先週、メキシコで10位タイに入ったラウテンは、今季出場4大会中3大会でトップ10入りを決めている。自身にとって今季初戦となった1月の「アブダビHSBC選手権」は3位に入り、今月開催の「サウジインターナショナル」では6位タイに入っている。
この最近の好調振りと、アルモウジGとの相性を組み合わせると、彼を優勝予想から外すことはできない。
対抗: デービッド・リプスキー
米国のデービッド・リプスキーは今季既に1勝しており、「WGCメキシコ選手権」での好パフォーマンスを経て今週の大会に臨む。
12月の「アルフレッド・ダンヒル選手権」を2打差で制覇したリップスキーは、先週開催の世界ゴルフ選手権の今季初戦で上々のプレーを披露した。彼はタイガー・ウッズ、キーガン・ブラッドリー、そしてユースト・ラウテンと並ぶ10位タイに入ったのである。
彼はこの他にも2019年シーズンは2度のトップ25入りを記録しており、初出場の「オマーンオープン」では今季2勝目を狙っている。
穴: ベルント・ヴィースベルガー
オーストリアのベルント・ヴィースベルガーは、まだ2018年に長い欠場期間を強いられた怪我からの回復途中にある。手首の怪我により7ヶ月間の欠場を余儀なくされた彼にとって、今大会は今季7試合目にあたる。
ヴィースベルガーはまだ今年に入ってリーダーボードの上位に顔を覗かせていないが、彼は最後にフルシーズンをプレーした年に1勝を含むトップ10入り6回を記録し、ヨーロピアンツアーでは通算6勝を挙げている。
33歳の彼が再び優勝争いに加わるのは時間の問題であり、今週のオマーンで彼はそれをやり遂げるかもしれない。