格の違いを見せたD.ジョンソン“無”の領域
2019年 サウジインターナショナル
期間:01/31〜02/03 場所:ロイヤル グリーンズG&CC(サウジアラビア)
「常にバトルを繰り広げてきた」 世界ナンバーワンを巡る戦い
2019/01/31 08:13
選手たちにとって、今週木曜にロイヤルグリーンズG&CCで幕を開ける第1回「サウジインターナショナル」に出場すべき理由は山ほどある。
世界ナンバーワンを巡る攻防もそのひとつだ。世界ランク1位のジャスティン・ローズ(イングランド)は、仮に自身がこの大会で36位以内に入ることができず、世界ランク2位でヨーロピアンツアー4勝のブルックス・ケプカ(米国)が優勝することで、頂点の座を明け渡すことになるのだが、ローズ自身はこの挑戦を享受している。
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「それは僕がこの大会に惹き付けられた大きな理由のひとつなんだ。大会側がブルックスとDJ(ダスティン・ジョンソン)が大会に出場すると発表したのは、確か僕が世界3位の頃だった」とローズ。「いつだって、世界最高の選手とやりあう機会というのは、刺激が増すものだし、僕にとって彼らに勝つのは今週の大きな目標なんだ」。
同ランク3位のダスティン・ジョンソンの出場により、メジャーまたは世界ゴルフ選手権以外のヨーロピアンツアーにおいて、世界ランクのトップ3が勢揃いするのは、当時世界のトップ3だったルーク・ドナルド(イングランド)、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、そしてリー・ウェストウッド(イングランド)が揃って出場した2012年の「BMW PGA選手権」以来のこととなった。
2016年の「全米オープン」王者で34歳のジョンソンは、今週こそ優勝しても世界ナンバーワンに返り咲くことはできないものの、近い将来に頂点の座を取り戻すことを虎視眈々と狙っている。
「(世界のトップ3が揃うことは)間違いなくゴルフにとって良いこと」とジョンソン。「常にバトルを繰り広げてきたと思う。素晴らしい選手は大勢いるし、世界のトップ15の顔ぶれは特にそうだね。ナンバーワンに居続けたいのであれば、毎週自分のベストのゴルフを披露しなければならないんだ」。
「間違いなく良い年になると思う。トップの座を懸け、ロージー(ローズの愛称)に挑戦するのは、はっきりしている」。
UAEで行われた前週の「オメガドバイデザートクラシック」では、ブライソン・デシャンボー(世界ランク5位)が米国外で初の勝利を手にしたわけだが、今週、彼がロイヤルグリーンズG&CCで優勝し、米ツアーでジャスティン・トーマスが優勝しなければ、デシャンボーは同3位にランクアップすることになる。