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2017年 ターキッシュエアラインズオープン
期間:11/02〜11/05 場所:レグナムカーヤゴルフ(トルコ)

前回王者のオルセンと歩くトルコ・レグナムカーヤ

ロレックスシリーズ第6戦を前に、ヨーロピアンツアー公式サイトではディフェンディングチャンピオンであるトービヨン・オルセンの助けを借り、「トルコ航空オープン」を開催するレグナムカーヤG&SRの攻略法を分析した。

昨年に続き2017年大会も、アンタルヤのベレクに位置し、地中海を臨むレグナムカーヤでの開催となった。今週は7159yd、パー71でのプレーとなる。

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トルコ初のヒース原野風レイアウトである同コースは、「全英オープン」5勝を誇るピーター・トムソンにより設立された国際的なコース設計事務所、トムソン・ペレット&ロブにより設計された。オーストラリア出身のトムソンが1950年代から60年代にかけて成功を謳歌した英国のコースに影響を受けたデザインとなっている。

起伏のある砂丘に造成され、大きく、うねりがあって速いグリーンが特徴の同コースは、原生ヒースに加え、100万株以上のヒースが移植されたことで独特の景観をなす。松とユーカリの木々の合間を縫うように造られた各ホールには見事なバンカリングが施されている。

1年前、オルセンはアンタルヤでの初日からの3日間で、「65」、「62」、「68」と好スコアを連発し、7打差の首位で日曜日を迎えた。最終日はイングランドのデビッド・ホーシーによる追撃を受けるも、オルセンはこの挑戦を力強く退け、3ストローク差という自身にとっての最大差での勝利を手にし、ヨーロピアンツアー4勝目を挙げることに成功した。

「初日が鍵だったと思う。実はそこまで良いプレーができなかったのだけど、それでも『65』でまとめることができたんだ」と昨年の大会を振り返ったオルセン。「2日目は全体的にとにかく最高のプレーができた。ショットも良かったし、パットもたくさん入ったね。でも、鍵は第1ラウンドを乗り切ったことで、僕はベストのプレーができないながらも好スコアを出したんだ」

「とても特別な感じがするよ。ここは素晴らしい場所で、ゴルフコースもホテルも良いから今週の大会が始まるのを楽しみにしているんだ。ここには良い思い出がたくさんあるから、今年も同じようなプレーができれば良いね」

コースの概要

「特に昨年はそうだったのだけど、ここは1ラウンドに10コ、12コとバーディが奪えるようなコースなんだ。とはいえ、17番と18番を含む本当にタフなホールもあって、簡単にボギーを叩いてしまう恐れもあるんだ」。「ただ、ドライバーで狙い通りの場所を捉えることができれば、多くのバーディチャンスを作れる。2オン可能なパー5もいくつかあって、イーグルのチャンスもあるから、ショットが良ければ、ここは間違いなく波に乗れるコースだ」

攻撃的に行きつつも安全を確保

「こうしたチャンスは危険とも隣り合わせ。多くのバーディが欲しいからといって、攻撃的になり過ぎるとポジション取りを誤ることもあるし、そうなると途端にスコアを落とすことになるんだよ。集中力を保たないと、罰を受けるんだ」

グリーン

「グリーンは大きく、アンジュレーションがあって面がたくさんあるから、パーオン率も重要だけど、グリーンのどこに落とすかという正確性が更に重要になってくる。だから、ほとんどのホールのティショットをドライバーで打つのが鍵となるんだ。セミラフに入ったとしてもピンに寄せるチャンスはあるからね」

屋上のティ

「別荘の屋上にティがあって、目の前にプールがある16番は壮観で眺めが良い。直前がイーグルチャンスのあるパー5の15番で、そのグリーンから次にティショットを打つ別荘が見えるんだ。とてもクールなティグラウンドだね。それにティショットが上手く行かなければクラブをプールに投げ捨てることだってできるしね!」

カギになるホール

◇10番(505ヤード、パー4)
「難しいパー4だね。左側がずっと池で、右に木々が並ぶタフなティショットを強いられる。ティショットでフェアウェイを外すと、ボギーはほぼ確実で、ダブルボギーやそれより悪いスコアもあり得る。4日間を通してパー4つで切り抜けられたら理想的だね」

◇パー5のホール(7番、12番、15番)
「バーディやイーグルのチャンスがたくさんあるパー5は上手く活用しないといけない。これらのホールでのパーは、実際的には、ダボとまでは言わないけれど、ボギーに等しいね」

前年のプレーを振り返る

昨年、オルセンは優勝スコアとして昨季6番目のロースコアとなる通算20アンダーで大会を制覇。また、2日目にはフィールド平均の70.2より8.2ストローク少ない「62」をマークしたが、これは昨季の最少ラウンドとなった。

4日間を通じたフィールド全体の平均スコアは、パー71に対する1アンダーの70.0となった。また、1ラウンド辺りの平均ボギー数は2.33と、昨季2番目に低い数字を記録した(最小は2.19の「ポルトガルマスターズ」)。ヨーロピアンツアーここ5シーズンのなかで、昨季のレグナムカーヤはパーオン率が75.7と、ヨーロピアンツアーのコース中5番目に高い数字を記録しており、今週はバーディチャンスを決め切ることができるかどうかを左右するパッティングがカギを握ることになりそうだ。

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