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レビが相性の良い中国で首位発進

これまで中国で見事なパフォーマンスを見せてきたアレクサンダー・レビが「ボルボ中国オープン」初日に「63」をマークし、首位発進を遂げた。

2014年に今大会で勝利して以来、中国では出場した7大会すべてで予選通過を果たしているレビは、この勝利のほかに5回のトップ25入りを経験している。トップウィンG&CCが舞台の昨年大会もトップ30に入っている。

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前週、深センでは13アンダー8位でラウンドしたレビは、北京でもその勢いを保ち、初日を9バーディ、ノーボギーでラウンドしてパブロ・ララサバルに1打差をつけて単独首位に立った。

スペインのララサバルも深センのゲンゾンGCから勢いに乗っている選手の一人であり、65ホール連続ノーボギーを継続しながら「64」をマーク。3打差の3位タイにはディーン・バーメスタージョージ・クッツェーの南アフリカ人コンビ、スウェーデンのピーター・ハンソン、フランスのラファエル・ジャクラン、そしてイングランドのジェームス・モリソンがつけている。

レビは「ボルボ中国オープン」で初となる複数回優勝を遂げて、ララサバルに並ぶヨーロピアンツアー4勝目を挙げるべく絶好のスタートを切った。「最高のプレーだった。18ホールでパーオンして、いくつか素晴らしいパットが入った。2、3のロングパットが助けとなったけれど、前週も良いプレーができたし、このゴルフコースへ帰ってきたこともエンジョイしているよ」とレビー。

「中国のゴルフコースは好きなんだ。前回のコースも今回のコースもそうだね。ただ、日によってゴルフは変わってくるから、今週は今日やったプレーができるようベストを尽くすよ」。

初日は、10番、11番、13番、そして15番でバーディを奪い、「32」でハーフターンしたララサバルが序盤でリードを奪う展開となった。一方、こちらもバックナインからのスタートとなったレビーは、13番、15番、そして17番でバーディを奪って後半を迎えた。

フロントナインに入って流れをつかんだレビは、2番で2.4mのバーディパットを沈めると、3番では9mを沈め、続くパー3の4番ではティショットをピンそば1mにつけて2打差の首位に立った。

しかしながら、ララサバルも波に乗っており、3番で大きく左へ切れる14mのバーディパットをねじ込むと、その後は首位争いを繰り広げる2人によるバーディ合戦の様相を呈した。

レビは5番で短いパットを決めて4連続バーディとすると、ララサバルも同じホールでバーディを奪って応戦。33歳のララサバルが7番でバーディを奪って首位に並ぶと、今度はレビが8番でバーディを奪って応戦し、26歳のレビーは最終ホールでもバーディを奪い、後半を「30」としてクラブハウスターゲットを定めた。

8番でバーディを奪って反撃したララサバルは、最終ホールこそバーディを奪い損ねるも、初日を見事「64」でラウンドした。「とてもハッピーだ。よく言うソリッドなラウンドというやつだったからね」とララサバル。「2パットで行こうと思ったところが1パットですんだりしたので、おまけみたいなものだね。2パットで満足という状況でも、ツキのある日はボーナスがもらえるんだ」。

早い時間帯の落ち着いたコンディションを生かしたモリソンは、ノーボギーのラウンドを完遂した。一方、ハンソンは8バーディ、3ボギーと出入りの激しいラウンドとなった。午後に入ると風が強さを増すも、クッツェーとジャクランはボギーをわずか一つに抑え、8番でダブルボギーを叩いたバーメスターは7つのバーディを奪って盛り返した。

首位から5打差の8位タイにはスペインのホルヘ・カンピージョ、地元期待の曹一、オランダのユースト・ラウテン、そして南アフリカのヤコ・バンザイルがつけている。ディフェンディングチャンピオンの李昊桐は大勢がひしめく3アンダーのグループにつけており、この集団には2010年の大会王者であるY.E.ヤン、そして前週の「深センインターナショナル」を制したベルント・ヴィースベルガーもいる。

この大会でヨーロピアンツアー500回目の出場となったイングランドのアンソニー・ウォールは、1アンダー、「71」のスタートとなった。米国のライアン・ディロンは5オーバーの「77」と出遅れるも、パー3の13番では180ヤードを7番アイアンのひと振りでホールアウトし、今季ツアー14個目のホールインワンを達成した。

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