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中国で注目の3人

モロッコから深センへ。ヨーロピアンツアーは中国11番目の都市へと舞台を移し、中国2連戦の初戦を迎える。第3回「深センインターナショナル」が開催されるゲンゾンGCには、トミー・フリートウッドバッバ・ワトソンロス・フィッシャーユースト・ラウテンといった強力なフィールドが集結する。

全長7145ヤードのレイアウトは特にフェアウェイを外した際、選手たちに容赦ない試練を与えることになる。昨年、フェアウェイを外した選手たちへの過酷さにおいて、ゲンゾンGCを上回ったのは、ウェントワース、ル・ゴルフナショナル、DLF G&CCのみだった。過去2年を振り返ってみると、飛ばし屋やショットメーカーが良い成績を収める傾向にある。それを踏まえた上で、ここに我々のデータ担当が優勝候補に推す3人を紹介しよう。

本命: トミー・フリートウッド

デビューを果たした「マスターズ」以来の大会出場となる休養十分のトミー・フリートウッドは、人生最高の調子で中国へとやってくる。今季8大会に出場しているイングランドのフリートウッドは、キャリア最大の勝利となった「アブダビHSBC選手権」で優勝を遂げるなど、トップ3を3度記録している。彼の83パーセントを超えるパーオン率はツアートップであり、この大会では過去に好成績を収めている。26歳のフリートウッドは、これまで難関コースであるゲンゾンGCでオーバーパーをたたいたことがなく、2年前の第1回大会では3位に入り、昨年はトップ20に入っている。ここ2年で44回パーオンに失敗しながらも32回パーセーブに成功した彼のこのコースにおけるスクランブル率を上回る選手は一人もいない。フリートウッドのこのコースにおける1ラウンドあたりの平均ボギー数は1.5回となっており、少なくとも4ラウンド以上した選手の中では、最も少ない。

対抗: アレクサンダー・レビ

アレクサンダー・レビほど、中国への旅をエンジョイしている選手もそうはいない。フランスのレビは、これまで出場した中国開催のヨーロピアンツアーの大会全7戦でトップ30入りを果たしており、2014年には「ボルボ中国オープン」を制覇している。彼のゲンゾンGCでの平均ストロークは、フィールドの平均ストロークを3.57上回っており、これは今週の「深センインターナショナル」でティアップする選手ではベストとなっている。2月にマレーシアでトップ5入りを果たしたレビは、先週のモロッコでも復調の兆しを見せており、ツアー3勝を挙げた実力を再び発揮しつつある。

大穴: ジュリアン・ケン

今週、ジュリアン・ケンが優勝候補に挙がることは、そうないかもしれないが、このフランス人選手は注目に値すると言っても良かろう。ケンはこの大会では過去2回の出場でいずれもトップ15入りを果たしており、2015年にはトップ5入りしたことに加え、ゲンゾンGCではわずか8ラウンドで59バーディと、バーディ奪取回数でトップにランクインしているのである。ケンはツアーきってのパターの名手としても知られ、それは彼がグリーン上で残してきた数字が物語っている。彼はこのコースで、パーオン時の平均パット数を1.68としているが、これをしのぐ選手は一人もいない。確かに、36歳の彼は今季、6大会の出場で予選通過はわずか1回と、ここまでの成績は振るわないが、中国で好パフォーマンスを見せたとしても驚きではないのである。

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2017年 深センインターナショナル



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