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ステンソンを全英制覇へと突き動かした友情のストーリー

「オメガドバイデザートクラシック」のプロアマは、かつてのエミレーツGCのキャプテンであり、昨年7月13日に癌で他界したマイク・ガービッチを追悼して、この水曜日に開催される。ガービッチは欧州ツアーのスタッフやメンバーに多くの友人を持っていたが、とりわけ親密だったのは世界4位のヘンリック・ステンソンである。Sport360向けに書かれ、europeantour.comとシェアするに至った今回のコラムで、ステンソンは、親友との思い出や、彼の存在が「全英オープン」制覇を成し遂げる上で大きな支えとなった経緯を明かした。

語り手 ヘンリック・ステンソン

昨年、ミュンヘンの「BMWインターナショナルオープン」で優勝した際、始めにもらった祝福のメッセージの一つがマイク・ガービッチからのものだった。これは彼の人柄を表す典型的な事例でね。良い時も悪い時も、常に自分の側に寄り添っていてくれる人なんだ。

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僕らはメールのやり取りをしていたので、彼が癌で闘病していることは知っていた。あれは「全英オープン」の2週間前だったね。そして、「全英」の週の月曜に、彼の息子のカシと僕の友人のクリス・トゥリックから電話があり、彼の状態が良くないことを知った。電話口でカシはなんとか平静を保とうとしていたけれど、ほとんど言葉になっていなかった。

翌日の火曜には、妻のエマとロイヤルトゥルーンで合流した。その夜、僕らは部屋で少しだけ落涙した。何が起こるのか、僕らは察していたんだ。そして、水曜の朝、僕らは絶対に受け取りたくなかったメッセージを受け取った。マイクがこの世を去ったんだ。余りに早過ぎる死だったと言うべきだろう。

強烈なパンチを喰らったような感じだった。夜になって、僕は自分のFacebookページに、ドバイのプロアマで彼と一緒にプレーしたときの写真を投稿したんだ。その後、寄せられたコメントを読んでいると、とある短いメッセージが僕の視線を止めたんだ。確か、「マイクのために全英を勝って」と書かれていたと思う。

それで落雷に打たれたようになったんだ。少し時間をかけて、それについて考えてみた。全身全霊をかけてプレーするんだと、自分に言い聞かせたんだ。それが、その週の僕がプレーする理由になったんだ。そして、ついに僕らが手にしたあの結果は、とても、とても特別なものだった。

あの週は彼の存在を感じていたと僕は言ったけれど、あれは本当のことなんだ。ゴルフコース上で、確かに何度か彼と短い会話をかわしたんだよ。悪いショットを打つと、自分自身に腹を立てるところだった。けれど、あの週は彼のためにプレーしていたから、そうしたことは起こさないようにしたんだ。あのミッションを遂げる上で、何にも妨げられたくなかったんだ。

だから、今日、彼を追悼して「オメガドバイデザートクラシック」のプロアマをプレーすることは、僕にとってもう一つのエモーショナルな一日となる。このゴルフコース、そしてこの街は、僕があの男に始めて出会った場所なんだ。最も優しく、最も寛大な魂を持ったあの人とね。

マイクは、概して、ゴルフにとってすばらしい友人であり、すばらしいサポーターだった。彼はゴルフにとても情熱的だったからね。彼は欧州ツアー関係者全員にとって良き友人だったと思う。生きていれば、彼はデザートクラシックの期間中、ずっとエミレーツGCにいて、プロやスタッフの全員が寛いでいるかどうか確認していたことだろう。

マイクについて皆が思い出すのは、彼が手助けすることにどれだけ熱心だったかということなんだ。エマと僕が初めてここへ引っ越して来たとき、何かのたびに、必ず彼が正しい方向を指し示してくれたんだ。配管工や官庁関連のやり取り何かは、全部彼の世話になったね。彼は守護者となることに大きな喜びを感じていたのだと思う。

マイクと、そして、彼と同じくらい寛大な人である彼の妻のフランシーは、2006年に揃って僕らの結婚式に列席してくれたのだけど、その数日前のバチェラーパーティ(男だけで祝う独身最後のパーティ)をマイクとクリスが企画してくれたんだ。

彼らの一家がアリゾナへと移住しても、「WGCマッチプレー」で毎年僕らは会っていたんだ。何度か「マスターズ」に彼らを招待したこともあったね。彼はソーシャルメディアも上手に使いこなしたね。彼の年齢になると、そんなに簡単なことではないとおもうけれど、そのおかげもあって、お互いに何カ月も会えなかったとしても、定期的に顔を合わせているような感じがしたよ。

もっと彼とゴルフをプレーしていれば、と思うね。いつであれ、彼と一緒にプレーすると、最高に楽しいラウンドになるんだ。彼は葉巻をくわえながらプレーするのだけど、彼のゴルフは、打っては探し、そして打つ、という感じだった。世界中の他のゴルファーと同じように、彼は上達したいと思っていたけれど、とにかくゴルフを楽しんでいたね。

人生に対し驚くべき意欲を持った人だった。誰の顔にも笑顔を浮かべさせる、類い稀なる能力の持ち主だった。今だって、彼のことを考えると、涙ぐむかわりに笑みが浮かぶぐらいさ。

彼に会ったことのある人であれば、彼のトレードマークである“バダビン・バダボン”のことは知っていると思う。どういう経緯があったのかは知らないけれど、彼はいつだって面白いコメントをその言葉で締めるんだ。“バダビン・バダボン”・・・。ああ、もう一度あの言葉が聴きたいよ。

そんなわけで、我が親友よ、安らかに。貴方は、自分の役割分担を超えてここにいる皆をハッピーにしてくれたんだ。これからはそっちで同じことをしてよ。

(聞き手 ジョイ・チャクラバーティ)

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