ヨーロピアンツアーが2017年のスケジュールを発表
2016/12/14 11:30
この度、ヨーロピアンツアーが2017年シーズンの正式スケジュールを発表し、大会数は2016年シーズンよりも1試合多い48大会が開催されることが決まった。
最大の目玉は新たに導入される「ロレックスシリーズ」で、賞金総額700万ドルを超える複数の大会で構成されるこの革新的なシリーズに含まれるのは次の7大会。
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「BMW PGA選手権(5月25日開幕)」
「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション(7月6日)」
「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン(7月13日)」
「イタリアオープン(10月12日)」
「トルコ航空オープン(11月2日)」
「ネッドバンクゴルフチャレンジ(11月9日)」
「DPワールドツアー選手権(11月16日)」
また、2017年シーズンには装いを新たにした3大会の復帰が決まった。モルガドGRで開催される「ポルトガルオープン(5月11日開幕)」、シチリアのベルドゥラで開催される「ロッコ・フォルテオープン(5月18日)」、そして「アンダルシアバルデラママスターズbyセルヒオ・ガルシアファウンデーション(10月19日)」がその3大会にあたる。
「ロッコ・フォルテオープン」の開催により、ヨーロピアンツアーは、ベルドゥラG&SRでデンマークのトービヨン・オルセンが優勝した2012年以来のシチリア再訪を果たすこととなった。また、同大会は高級ホテルリゾートグループであるロッコ・フォルテ・ホテルズが冠スポンサーとなったヨーロピアンツアー初の大会となる。
ロッコ・フォルテ・ホテルズの創始者でありチェアマンでもサー・ロッコ・フォルテ氏は、大会開催へ向け、「ベルドゥラリゾートにおいてロッコ・フォルテオープンが開催されことに喜びを感じております。私どもの所有するシチリアのリゾートは、カイル・フィッリプス設計の2つの18ホールのリンクスゴルフコースからなり、欧州ゴルフ界で最も著名な方々に定期的にお越し頂いております。このリゾートは2キロに及ぶ海岸線に沿って位置しており、すべてのホールから地中海を見渡すことができます。熱心なゴルファーである私自身も、大会期間中は間違いなく現地へ足を運ぶことになるでしょう」と述べた。
「アンダルシアバルデラママスターズ」は多くのゴルファーに畏敬されるレアルクラブバルデラマでの開催となる。同コースでは、かつて1997年に「ライダーカップ」が開催されたほか、2010年と2011年には「アンダルシアマスターズ」が開催され、それぞれグレーム・マクドウェルとセルヒオ・ガルシアが大会を制した。来年10月の大会では、地元開催となるガルシアが、セルヒオ・ガルシアファウンデーションを代表して大会ホストを務めることが決まっている。
一方、「ポルトガルオープン」は、ペニャロンガでトーマス・ビヨーンが優勝した2010年以来となる、7年振りのツアー復帰を果たす。開催コースはポルティマンのモルガドGRである。
今回発表されたのは47大会だが、近日中に更にもう1大会の正式発表が予定されている。今回のスケジュール発表に際し、ヨーロピアンツアー最高責任者のキース・ペリーは次のように述べた。「2017年シーズンはヨーロピアンツアーにとって大きな意味を持つシーズンとなるでしょう。新シーズンでは、『ロレックスシリーズ』が始まるほか、ポルトガル、シチリア、そしてスペインで開催される3大会のツアー復帰に加え、近日中に更にもう1大会の開催を発表する見込みとなっています」。「これにより、世界中で48大会が開催されることとなり、今一度、ヨーロピアンツアーはグローバルな足跡を残すとともに、メンバーたちに幅広いプレーの機会を提供することとなります」