「トルコ航空オープン」の知っておくべきアラカルト
2016年 トルコ航空オープン
期間:11/03〜11/06 場所:レグナムカーヤゴルフ(トルコ)
年間王者争い マスターズ覇者はトルコで首位を奪還できるか
2季連続で「レース・トゥ・ドバイ」の首位争いを繰り広げているダニー・ウィレットは、2015年の結果のさらに一段上を目指し、「レース・トゥ・ドバイ」の最終盤を迎える。
イングランドのウィレットは、先週の「WGC HSBCチャンピオンズ」でヘンリック・ステンソンに抜かれ、欧州ランキングを2位としてレグナムカーヤG&SRで開催されるファイナルシリーズ初戦の「トルコ航空オープン」に臨む。
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昨季、トルコで11位に入ったウィレットは、続く上海で3位タイに入ると、「BMWマスターズ」では29位タイに入り、「レース・トゥ・ドバイ」で首位に立っていたロリー・マキロイをわずか1613ポイント差で追う状況でシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」を迎えた。
結果的には、マキロイがドバイで勝利し、ウィレットは4位タイに終わったため、北アイルランドのマキロイが100万ポイント以上の差をつけて、2年連続でタイトルをモノにした。
しかしながら、昨年のバトルは最終的な数字とは裏腹に接戦となり、同じく接戦を繰り広げる今季のウィレットは、今週、スウェーデンのステンソンが出場していないため、トルコで5位以上の成績を収めればステンソンを抜いて再び首位の座を取り戻すことができる。
目下3位につけるマキロイにも「レース・トゥ・ドバイ」3連覇のチャンスは存分に残されており、その他の選手たちもこの大きな3週間次第では莫大な賞金を得られることを承知しているだけに、ウィレットのモチベーションも並々ならぬものがある。
「随分と長い間首位に立っていたね」とウィレット。「残念ながら、先週は僕にとってここ数年のツアーで最悪の大会となってしまい、その上ヘンリックが2位に入ったので追い抜かれてしまった」。
「僕にとって、これはとても大きな週なんだ。ヘンリックもいないしね。彼は元々ここではプレーしない予定だったみたいだけどね。それだけに、彼との差を詰める絶好のチャンスだし、できれば彼を再び追い抜いて最後の2戦を本当に興味深いものにできれば、と思っているよ」
「僕らはこれまでのポイントでは『レース・トゥ・ドバイ』を制覇することができなかった。だから常により多くのポイントを稼ぐように頑張ってきたし、今も目標は変わっていない。今週はゴルフが少し改善し、また前進し続けることができればと思っているよ」
「来週にはネッドバンクがあるし、3週目は『レース・トゥ・ドバイ』のフィナーレだからね。まだチャンスは残されているんだ。ただ、ここのところ良いゴルフができていないから、これから3週間の狙いはそこを改善するところにあるんだ」
「昨年、僕はHSBCで良いプレーをしながらも、レイクマラーレンで良いプレーができずにロリーを追い抜くことができなかった。だから昨年、彼は最終的に大差で勝ったけれど、実際はもっと接戦だったんだよ。
「僕とヘンリックと、すぐ後ろにいるロリーのこの3人が、これから数週間愚かな過ちさえ犯さなければ、ドバイはものすごく面白いことになると思う」
「レース・トゥ・ドバイ」の戦いを終えると、ウィレットはオーストラリアへと向かい、リー・ウェストウッドとともにイングランドを代表してゴルフの「ワールドカップ」に出場する。
欧州ナンバーワンを2度経験しているウェストウッドは、先月の「ブリティッシュマスターズ」で3位に入るなど、今季は3度のトップ5入りを果たして現在「レース・トゥ・ドバイ」で10位につけており、そのキャリアをさらに輝かしいものとするため、華々しいフィニッシュを目論んでいる。
「安定して良いショットが打てているんだ」とウェストウッド。「それに、パットがもっと安定して入り始めているから、全体的に調子が整ってきているね」。
「これから大きなシーズン終盤を迎えるね。これは大きな大会だし、もちろんドバイは大きな大会で、その後、僕とダニーはオーストラリアでの『ワールドカップ』でイングランドを代表してプレーすることになる。それが僕にとって今年最後の大会になるから、とても楽しみにしているんだ」
「そして来年、またスタートを切るんだ。僕にとってツアー24年目だよ。前に、僕がこれまでどれくらい歩いたのか計算してみたんだ。あと2年で世界一周することになるから、将来がとても楽しみなんだ」