「ツワネオープン」の舞台、プレトリアCCの攻略法
2016年 ツワネオープン
期間:02/11〜02/14 場所:プレトリアCC(南アフリカ)
ライバルはオヤジ ストーン家の友好的なライバル構図
今週のプレトリアCCではちょっとした内輪もめが見られるかもしれない。というのも、ブランドン・ストーンとその父親のケビンがそろって「ツワネオープン」に出場するのである。
息子のブランドンは年始の「BMW南アフリカオープン」を制した勢いそのままに今週の大会に臨むのに対し、父親のストーン・シニアは火曜の予選会を経て大会出場へとこぎつけた。
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この親子は27歳年齢が離れてはいるが、2人が欧州ツアーで激突するのは今回が初めてではない。
彼らは2人そろって昨季の「ヨハネスブルグオープン」に出場しており、この際はブランドンが99位タイで大会を終え、父親を8打差で負かしているが、22歳の息子は、今週、彼らの間で何が賭けられているかを明かした。
「いつも晩飯は賭けられていますね」とブランドン。「僕らは常に何かを賭けてやっていますね。現金を賭けたことはありませんが、お金より価値のあるものを賭けてプレーしています」。
「通常のラウンドをするときは、大体洗車も賭けていますね。これはとにかくかったるいですよ。考えても見てください。100ドルやそこらを払う方がどれだけ簡単に済むことか。父の車を洗車場まで運転して、洗車している間中、ずっと車の中に座っているわけです。これで1日のうちの1時間から1時間半が潰れてしまいますからね。それも自分の車ではないのですから、ピカピカになった車を楽しむことすらできないんです」
前回欧州ツアーで対決した際は、父親に大差をつけたブランドンだったが、彼は自分の父親が今週のプレトリアCCで良いプレーをできるだけの腕前を持っていることを確信している。
「実は昨晩、父に言ったんですよ、このコースはドライバーを使わなくても良いので、父がプレーするには完璧なゴルフコースだと」とブランドン。「僕らは昨日プレーしたのですが、ドライバーなしでも全ホール回れるくらいでしたからね。ですから、飛距離は問題となりませんし、実際、父は飛距離が出ないわけではないですしね」。
「皆、父はもう50を越えたので、今にジマーフレーム(キャスター付きのフレーム型杖)の助けを借りてフェアウェイを歩くようになる、なんてことを言うのですが、そんなことはないんです」
「父はこれまでより飛距離を伸ばしており、今までで一番のスイングをしており、パッティングもベストの状態にあります」
「父の今のプレー振りからすると、良いパフォーマンスを見せたとしても驚きではないですね。もし、自信を持ってプレーすることができ、序盤にいくつかパットが決まれば、今週は良いスコアをマークする父が見られるかもしれません」
ブランドンとケビンはドローの結果、残念ながら同組とはならなかった。この木曜日、息子は午前7時40分、そして父親は11時20分にそれぞれティオフする。