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ニコラス・コルサーツによるマッチプレー指南

「8つのバーディに1つのイーグル、ニコ・コルサーツ、ニコ・コルサーツ!」

これは、当時29歳のベルギー人ルーキーが初めての「ライダーカップ」の対戦で、個人によるラウンドとしては大会史上ベストラウンドの一つを記録し、チームに優勝の望みをつないだ際、メダイナで「ライダーカップ」欧州代表チームのファンが歌ったチャントの歌詞である。

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リー・ウェストウッドとコンビを組んだニコラス・コルサーツは、当時世界2位のタイガー・ウッズスティーブ・ストリッカーの組と対戦した。8つのバーディを奪い、その後イーグルも奪ったコルサーツはパートナーを1アップの勝利へと導き、金曜の午後に行われたフォアボールでチーム唯一のポイントを挙げたのである。

「18番にたどり着いた際『へえ、本当に?俺ってこんなにバーディ奪ったんだ』って思ったんだ。自分のしたことを思い返してみると、あれはちょっとすごかったなって感じるんだ」

コルサーツはそのシーズンの「ライダーカップ」前に開催された「ボルボ世界マッチプレー選手権」でジャスティン・ローズブラント・スネデカーグレーム・マクドウェルらを退けてサプライズ優勝を飾り、既にマッチプレーでの武勇を知らしめていた。

今週の「サルタイヤエナジー ポール・ローリー マッチプレー」を前に、我々はベルギーの飛ばし屋にマッチプレーのゴルフでは何が鍵となるのかを聞いてみた。

■ 始めの6ホールに集中する

「僕はこれまでずっとマッチプレーでは始めの6ホールが鍵だと考えてきた。これら6ホールをよく知っておくと良いのは、ラウンドが深まるに連れて集中力が上がり、状況に対して反応し、ショットを打つようになるからなんだ。僕はいつも出だし6ホールで少しだけ集中力を上げるようにしている」

■ 普段よりリスクを冒す

「青信号では行くべきだね。このコースには5番アイアンでもドライバーでもティショットを打てるホールが少なくとも5、6ホールはあるから、コースマネジメントが大分違ってくるんだ。マッチプレーでは普段よりもリスクを冒し、もっと攻撃的にプレーする傾向にあるね」

■ 精神的な強さ

「どのように試合が展開し、対戦相手がどのような心理状況に置かれているのかを理解しなければならない。一緒にプレーする相手とだけ対戦するから、より心理面が作用するね。心理戦がなお一層重要となるんだ。自分のボールがついていない弾み方をしたり、相手がパットを決めたりするから、自分の感情をコントロールしなければならない。相手が何を思っているのか読まなければならないんだ。パットをコンシードする際にも心理的な駆け引きをすることはできる。もちろんエチケットとルールの範囲内でということだけれど、相手に自分の存在を認めさせ、精一杯プレーしなければ自分には勝てないんだと相手に感じさせる必要があるんだよ」

■ 勢いに乗る

「あのメダイナでのラウンドはただただネバーエンディングだったね。僕はラウンドを通して勢いと感情の波に乗っていたんだ。いくつかバーディを奪ったのは分かっていたけれど、多くのバーディを逃したように感じていた。それでも、感情をコントロールし、何が起こっているのか把握することの重要性は分かっていた。マッチプレーではそれが極めて重要なんだ。1回戦で良いプレーをしながら敗退することだってあるんだ。4ラウンドの大会とは違うんだよ」

■ パッティングが鍵を握る

「もちろんパッティングはストロークプレーでもマッチプレーでもとても重要だけど、(マッチプレーでは)パットが良ければ大体は勝てるね。2012年のボルボ世界マッチプレー選手権で優勝した際は、コースの特性により自分の飛距離を生かすことができた。ここはもっとタイトなので、ティからアイアンを打つことが多くなるだろうから、パッティングが鍵を握ることになるだろうね」

今週の1回戦でグレゴリー・ボーディと対戦するコルサーツは、木曜の午後1時半にティオフする。

関連リンク

2015年 サルタイアエナジー ポール・ローリーマッチプレー



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