10年ぶりのタイ再訪に胸を躍らせているミゲル・アンヘル・ヒメネス

ブラックマウンテンGCで開催される第1回「タイランドクラシック」への出場を表明したミゲル・アンヘル・ヒメネスは、十数年振りとなるタイ再訪に胸を躍らせている。

51歳のヒメネスは前回同国を訪れた2004年には、バンコクで開催された「ジョニー・ウォーカー・クラシック」で優勝を飾っており、以来ヨーロピアンツアーで13勝を上げているヒメネスは、世界各地で成功を重ね続けながら伝説的なステータスを手に入れている。

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「アジアでプレーするのは大好きなのだよ」と、最近米国のチャンピオンズツアーでの優勝を果たしたスペイン出身のヒメネス。「この地域で多くの大会に勝ってきたという事実が、私が如何にこの地で競い合うのを楽しんできたかを証明していると思うし、『タイランドクラシック』がヨーロピアンツアーのスケジュールに加えられたのを見てからというもの、本当にこの大会でプレーしたいと思っていたから、ここへの再訪を果たせてエキサイトしている」。

「前回、この国で大会に出場したときは勝っているから、その時の素晴らしい思い出が残っている。あれ以来、大会はおろか、休暇でもタイを訪れる機会がなかったのだよ。プロゴルファーとしての我々の生活は、世界各地を飛び回って転戦するとても忙しいものだから、そうしばしば休暇を取るチャンスがないのだよ。しかし、私はこの国が如何に美しいところであるか知っているし、初めて訪れるホアヒンをとても楽しみにしている」。

「タイの人々はものすごくフレンドリーで、優しく、丁寧で、そして笑顔を絶やさない。タイ料理は驚くべき旨さで、私は地元のレストランで伝統的な料理にトライしようと思っているのだよ。私は常にその地域の文化に興味を持ってきたし、ゴルフコース外では、できる限りそれを体験しようと思っている」。

「タイランドクラシック」はヒメネスにとって今季4戦目となる。「アブダビHSBCゴルフ選手権」で20位タイに入った彼は、その後、「三菱エレクトリック選手権」を制覇し、先週の「メイバンクマレーシアオープン」でもティアップしている。

「今、私のゴルフは良い状態にあるし、良いプレーができている」とヒメネス。「コース上では自信を感じるのだ。これからも自分のゴルフに必要な全てのことに取り組んで行くつもりだ。ほぼ毎日、ジムで少し時間を過ごし、そして、これまで同様、競技を楽しむのみだ。勿論、日に1、2本、葉巻も楽しむがね」。

ヨーロピアンツアーがタイで開催されるのは、2007年の「ジョニー・ウォーカー・クラシック」以来となり、当時同大会はプーケットで開催されていたわけだが、ヒメネスはタイがここ数年で遂げたゴルフの発展を称賛した。

「私の友人のトンチャイ・ジェイディーのようなタイのトッププレーヤーが、タイのゴルフ人気を高める上で与えたインパクトの大きさは計り知れんな」とヒメネス。「多くの素晴らしいコースが造成され、世界のトップ200の中に才能豊かなタイのプロ選手が出てきているのが何よりの証拠だ。今、タイのゴルフは心躍る時期を迎えているのだよ」。