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魔法の瞬間を演出し優勝争いに踏み止まったグレース

この日一番のショットを放った南アフリカのブランデン・グレースが、首位タイでドーハでの「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」3日目のラウンドを終えた。

今季は既に「アルフレッド・ダンヒル選手権」で勝利を挙げているグレースは、4番を終えた時点でこの日のスコアを1オーバーとし、5番ではティショットを木々の中に打ち込んでしまった。

確実な脱出口がない状況で、グレースはウェッジでスナップを利かせたフックのショットを放ち、ピン側1.2メートルにつけて、ほとんど有り得ない形でバーディを奪うと、続く6番では6メートルのバーディパットをねじ込み、後半でも3つスコアを伸ばして「33」とし、3日目を「68」でラウンドして通算13アンダーとした。

26歳のグレースは、首位の入れ替わる展開となった3日目を終え、同組でプレーしたエミリアーノ・グリージョ、スコットランドのマーク・ウォーレン、そしてオーストリアのベルント・ウィスベルガーと首位タイで並んだ。

「実のところ、あのティショットは悪くなかったんだ」とグレースは5番ホールを振り返った。

「右側のラフに少し外れたくらいかなと思っていたのだけど、大きく右に弾んでしまったに違いないね。あんな場所へ行ってしまったので、これは魔法が必要だぞと思ったんだ」

「スナップを利かせた大きなフックをウェッジで打つ以外できなかったし、ショットを打った後は、僕にはボールが見えなかったんだ。拍手を聞いた次の瞬間、2メートルほどのバーディチャンスにつけていることが分かったんだ。あれで確実に波に乗れたね」

「ああいう形で盛り返すことができたのは良かったし、18番をバーディで締めくくれたのも良かったね」

「今日のラウンドには満足しているし、望み通りの位置につけることができている」

「もう優勝は手の内だなんてことは言わないよ。まだ戦いに臨まなくてはならないし、やるべきことが残っているし、良いゴルフをプレーしなければならないからね。みんな素晴らしい選手だし、僕らは勝つためにプレーしているわけで、それがために僕らはここにいるわけだからね。明日も今日と同じようにプレーしようと心掛けるだけだし、できれば抜け出したいところだね」

2番と3番でバーディを奪い、8番でも4.5メートルのバーディパットを沈めて2打差の首位に立ったウィスベルガーは、一日の大半を単独首位として過ごした。

ウィスベルガーはその後、2ホール続いたパー5ではスコアを伸ばし損ねたものの、12番では6メートルのバーディパットをねじ込んでそのまま順調にラウンドを展開するかに思えた。しかし、ワンオン可能なパー4の16番でティショットを砂漠に打ち込み、このホールをボギーとした。それでも最終ホールでは1.5メートルのバーディパットを決め、3日目を「68」として首位タイでラウンドを終えた。

「首位でスタートし、その座にしがみつくことができてよかった」と29歳のウィスベルガー。彼は欧州ツアーでの2勝をいずれも2012年に挙げている。「みんなとても良いプレーをしているようだったし、僕もプレーをエンジョイできたよ」。

「ボギーを叩いてしまった16番のひどいスイングが唯一のミスだった。ああいう短いホールでは2打分のショットとなってしまうね。最終ホールでバーディを奪って良い感じで上がれたので、あれで明日へ向け少し勢いが増したね」

首位タイの4人のなかでこの日唯一ボギーを叩かなかったアルゼンチンのグリージョは、3日目を「67」でラウンドした。

欧州ツアー初優勝を目指す22歳のグリージョはパットが冴えを見せ、11番では6メートルのバーディパットを沈めるなど、この日は5つのバーディを奪った。

「今日はショットが良くなり、明日へ向けて良い感触が得られましたので、明日は初優勝を遂げたいですね」とグリージョ。「明日は複雑な一日になるでしょうけれど、今日ほどはタフにならないでしょう」。

「こうして優勝争いをするために僕はプレーしているのです。このために僕はこれまでの人生で練習を積み重ねてきたのです。明日は初めてトロフィーと一緒に帰宅できる大きなチャンスです。勝つにはまず学ばなくてはなりませんが、僕はこれまで多くを学んできましたので、準備はできていると思います」

昨季デンマークで勝利を挙げたウォーレンは、始めの10ホールで4つのバーディを奪うも、14番ではグリーンエッジからのパーセーブに失敗し、この日唯一のボギーを叩いた。

その後、15番でバーディを奪うと、ワンオンに成功したパー4の16番では2パットでバーディを奪って「67」で3日目をラウンドした。グリージョ同様、ウォーレンも明日、自分の仕事をやり遂げることに自信を持っている。

「僕はここ数年でまた大きな進歩を遂げることができた」とウォーレン。「何度か優勝争いをしながらも、最後の一線を越えることができずにいたのだけど、キャリア駆け出しの頃はそういう状況で簡単に勝てていたんだ。優勝争いに絡んでいるときは毎回勝っていた」

「自分の能力には自信を持っているし、(デンマークでは)再度それが証明できて良かった。自信を持つのと実際に結果を出すのは全く別のことだからね。あれで大きな飛躍を遂げることができたね」

木曜日に24歳の誕生日を迎えたイングランドのエディー・ペパレルは、この日のベストスコアとなる「65」で自ら誕生日に花を添え、通算11アンダーとして、スペインのアレハンドロ・カニサレス、そして南アフリカのジョージ・クッツェーと3位タイで並んでいる。

一方、前回優勝のセルヒオ・ガルシアにとってこの日は忘れたい一日となった。後半を「42」でラウンドし、優勝争いから脱落したのである。

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