グレースが後続との差を広げる
2014年 アルフレッド・ダンヒル選手権
期間:12/11〜12/14 場所:レオパルドクリークCC(南アフリカ)
グレースが独走態勢に
欧州ツアー5勝目を狙う南アフリカのブランデン・グレースが「アルフレッド・ダンヒル選手権」の折り返しで5打差の首位に立った。
思い出深いシーズンとなった2012年にツアー4勝を挙げたグレースは、次なる勝利へ向け好調を保ち、初日の「62」に続き、レパードクリークCCでの2日目を「66」でラウンドした。
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3打差の首位で2日目を迎えたグレースは、バックナインからのスタートで前半を「33」でラウンドすると、後半出だしの1番でバーディを奪った。
その後、5番でこの日唯一のボギーをたたいたが、続く6番でバーディを奪うと、最終ホールとなった9番でも長いバーディパットを決め、通算16アンダーとして2位のイタリアのフランチェスコ・モリナリに5打差をつけ、首位をキープした。
グレースは「このゴルフコースは僕に合っているし、もし、この2日間と同じプレーをし続けることができれば、すばらしい週末になるね」と述べた。
「これまでのところピンポジションは優しいね。週末に入れば、確実にトリッキーで難しいピンポジションが出てくるだろうけれど、僕はこれまでのゲームプランを貫徹し、残り2ラウンドがどうなるか様子を見てみるよ」
「今日はすばらしかった。ショットは昨日ほどではなかったけれどね」
「それでも自分のゴルフを貫いたんだ。途中、一カ所、集中力の欠如でしくじってしまったところはあったけれどね」
「ショットは好調だし、パットもよく決まっている」
モリナリは特有の精度の高いアイアンショットが冴えを見せ、12ホールを終えた時点で5つのバーディを記録し、ロングホールの13番ではイーグルを奪った。
かつての「ライダーカップ」のスター選手であるモリナリは、14番で絶好のバーディチャンスを決め損なうと、17番ではこの日最初のボギーをたたいたが、パー5の最終ホールでは2パットの
バーディを奪い、この日のスコアを7アンダーとした。
「今日はとても良いプレーだった」とモリナリ。「いくつかいいパットが決まったね。最後の4、5ホールはもう少し良い形で回れたかもしれないけれど、7アンダーというのはどんなときだって良いラウンドだよ」。
「ブランデンがみんなにとって高い目標を設定したから、いくつかバーディを奪うことができて良かったね」
欧州ツアーで2度2位に入った経験のあるティジャート・バン・デル・ウォルトは、最終ホールとなった9番で3パットしてこの日唯一のボギーをたたくまでに5つのバーディを奪い、2日目を「67」でラウンドして通算10アンダーとした。
後方には、もう一人の南アフリカ人選手であるショーン・ノリス、先週の「ネッドバンクゴルフチャレンジ」を制したダニー・ウィレット、最終ホールでチップインイーグルを決めたデンマークのルーカス・ビエルゴールが通算9アンダーの4位で並んでいる。
欧州ツアー史上6人目の同一大会3連覇を狙うディフェンディングチャンピオンのチャール・シュワルツェルは2アンダーの「70」で2日目をラウンドし、首位のグレースからは11打差の通算5アンダーで週末を迎えることとなった。