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集団を抜け出したカブレラベローとステンソンが首位タイで最終日へ

ともにドバイで優勝経験のあるラファ・カブレラベローヘンリック・ステンソンが通算14アンダーで首位に並び、「DPワールドツアー選手権 ドバイ」制覇をかけて最終日を迎える展開となった。

2年前の「ドバイ・デザート・クラシック」での優勝が欧州ツアーにおける直近の優勝となっているスペインのカブレラベローは、この日のベストスコアタイとなる「65」で3日目をラウンドし、ディフェンディングチャンピオンのステンソンを捉えることに成功した。

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一方、スウェーデンのステンソンはノーボギーの「68」でラウンドし、3位につけるイングランドのジャスティン・ローズに3打差をつけている。

まだキャリアの中でタイトル防衛を果たしたことのないステンソンが自身の記録達成へ向け順調にプレーしているのに対し、ロリー・マキロイの挑戦は2ホール連続で悪夢に見舞われたことにより後退を余儀なくされた。

世界ナンバーワンのマキロイは10番でこの日4つ目のバーディを奪ったことにより首位のステンソンを捉えるも、ジュメイラゴルフエステーツの罠に陥り、12番と13番で連続してダブルボギーを叩いてしまったのである。

メジャー4勝のマキロイはそれでも14番と18番でバーディを奪ってダメージを軽減させ、3日目を「70」でラウンドして通算10アンダーとし、ビクトル・ドュビッソン、ティレル・ハットン、そしてトービヨン・オルセンらと並んでかつての「全米オープン」王者であるローズの1打後方につけている。

ステンソンは第2ラウンドの途中に、長いシーズンの果てに「疲れのピークに達した」ように感じたと話していたが、優勝賞金83万ポンドに加え、「レース・トゥ・ドバイ」でマキロイに次ぐ2位に入ることによって得られるボーナスの51万ポンドが、勝利への意欲を余分に駆り立てていることを認めた。

「今日は少し力強さを感じたけれど、だからといって今朝ベッドから跳ね起きたわけではないんだ」とステンソン。「だけど38歳の身体に何を期待すればいいんだい?スタミナは余り残っていないけれど、精神的な欲求があれば何とか切り抜けられるものさ」。

「勝てたら素晴らしいね。素晴らしい大会だし、勝ってタイトル防衛を果たせたら多くを意味することになるだろう。良い一年だったけれど、そう評価するにはトロフィーが必要だし、今年はまだ1勝もしていないからね」。

ステンソンは4バーディ、ノーボギーの「68」で3日目をラウンドしたものの、1m以内のパットを2つ外しており、それについて、「昨日よりショットは良くなったけれど、グリーンでの冴えは昨日ほどではなく、パットで何打か余分に叩いてしまった」と述べた。

「全体的には良い一日だったし、まだ首位にいるわけだからとても満足しているよ」。

ステンソン同様、ノーボギーのラウンドとなった欧州ツアー2勝のカブレラベローは、スコットランドのマーク・ウォーレンと並ぶ土曜日のベストスコアを出したことについて喜びを見せた。

「もちろん今日は僕にとって特別なラウンドとなった」とカブレラベロー。「スコアには本当に満足している。それに良いフィニッシュだったしね」。

「ショートゲームとパットが信じられない出来だった。恐らくショートゲームに関しては人生で最高の一日だったと思う」。

「それがフロントナインで持ち堪えられた理由だったと思うし、バックナインでは更に良いプレーができた。攻撃的に行って、良いショットを放ち、多くのチャンスを作り出して、そのうちの幾つかをものにすることができた」。

カブレラベローと同組で3日目を「68」でラウンドしたローズは、プレイングパートナーのショートゲームを、故セベ・バレステロスと比較して絶賛した。

「今日は驚異的なゴルフのラウンドを目の当たりにしたよ」とローズ。「ラファは信じられなかったね。彼は出だしの数ホールで自分のゴルフの組み立てに苦しんでいたのだけど、寄せワン、寄せワン、寄せワンと続き、それで波に乗ることができたんだ。彼は今日、1パットが15回もあったんだ。彼のショートゲームはセベそのものだったね。最高のゴルフだったよ」。

「彼はチップショットで必ずピンそば数十センチに寄せていて、あれは素晴らしかった。このコースではチッピングが難しんだ。とても粗いし、とてもタフだし、ボールの下はすごく砂っぽいんだ。あれは第一級品だったね」。

マキロイはバックナインで彼を襲った小規模なメルトダウンを後悔することになった。彼はフェアウェイバンカーに捕まった12番で3パットの過ちを犯すと、13番ではグリーン右側からのチップショットを2回連続してダフってしまったのである。

「12番と13番がちょっとスコアカードを台無しにしてしまった」と25歳のマキロイ。今季4勝の彼は、すでにここ3年で2回目の「レース・トゥ・ドバイ」制覇を達成している。

「明日はちょっと苦しい立場に立たされることになるね。攻撃的に行かなければならないし、ピンを狙いに行かなければならないし、しっかり寄せてパットをちゃんと決めないとね」。

「昨日よりも今日の方が良い感じだったから、我慢していればバーディがくるのは分かっていたんだ。5番から3連続バーディの良い流れがあって、10番でもバーディを奪ったけれど、残念ながらバックナインはフロントナインほど上手くは行かなかったね」。

「連続してダブルボギーを叩いたのはもどかしかった。ちょっと苛ついてしまったけれど、その後2つ(バーディを)取り返せたのは良かったし、まだ少なくとも優勝争いには絡んでいるからね」。

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