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イロネンがロンドンGCで栄冠に輝く

2014/10/20 12:08

ミッコ・イロネンがロンドンGCでの第1シードのヘンリック・ステンソンとの激闘を制し、フィンランド人プレーヤーとして初の「ボルボ世界マッチプレー選手権」制覇を果たした。

風の強いコンディションながらも4バーディ、ノーボギーでラウンドしたイロネンが3&1で勝利を収め、優勝賞金65万ユーロを手にした。これは、これまで彼の1大会で得た最高額である6月の「アイルランドオープン」を制した際に手にした額のほぼ2倍に相当する。

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「僕は勿論ヘンリックのことを世界最高の選手の一人と目しているけれど、彼は僕の友人でもあるんだ」とイロネン。

「彼は僕を威圧するようなことは全くなかったね。僕らは長年に渡り一緒にゴルフをプレーしてきたから、彼とのプレーはとても快適だったよ」

「本当にどっちに転んでもおかしくない勝負だった。僕の方が彼よりも良い午後を送ったということだよ。明日プレーしたら結果は逆になるかもしれない」

「でも、とにかく僕らはトロフィー獲得を目指してできる限りハードに戦い、結果的に僕が上回ったんだ」

午前中のジョージ・クッツェーとの準決勝では、18番にバーディを奪って勝利するまで一度も先行することができなかったステンソンは、決勝では4番でバーディを奪って序盤に先行することに成功した。

しかしながら、世界5位のステンソンは5番でボギーを叩くと、8番ではティショットを池に入れたのに対し、イロネンは10番と12番でバーディを奪い3アップとした。

昨シーズン、史上初となる「フェデックスカップ」と「レース・トゥ・ドバイ」の二冠を果たしたステンソンは、その二冠達成を決めた昨年11月の「DPワールドツアー選手権」での優勝以来、未だに勝利を飾っておらず、ここではタオル投入を拒否するかのように13番でバーディを奪って食い下がった。

しかし、14番ではステンソンがグリーン奥からのチップショットをあと僅かのところでホールインできなかったのに対し、イロネンは約4メートルのバーディパットを決め、残り4ホールで再び3アップとしたのである。

ステンソンはパー5の15番で2パットのバーディを奪い、今一度奮闘して見せるも、その後の2ホールではバーディを奪うことができず、準決勝ではジュースト・ルイテンを2&1で下したイロネンがキャリア最高の勝利をものにしたのである。

「確かに昨年も僕にとっては良い年だったし、2007年も良い年だった。幾つか大会で優勝もしているけれど、世界ランク、賞金リスト、それに大会の格からいけば、間違いなくこれが一番だね」とイロネン。

ステンソンは、「実際のところ、大会前の自分の予想を上回る成績なんだ。そして、昨日ジョナスとの勝負が18番までもつれ込んだとき、既にエネルギーは底をつき始めていたんだ。今朝の(準決勝で敗れた)ジューストにも同じことが言えるんじゃないかな」と述べた。

「だから、どこからエネルギーを絞り出して午前中の試合を終えることができたのか、自分でも分からないんだよ。それだけに、午後はとてもエネルギーのレベルが低い状況だった」

「風の強いコンディションでは、最終日と昨日の半日は自分のスイングと格闘しているような感じだった」

「自分のベストのプレーはできなかった。幾つか不運なパットもあったけれど、とにかくミッコはミスを殆どしなかったし、ミスをした時はとても良いリカバリーを見せたのは疑い様のないことだよ。今週、素晴らしいパフォーマンスを見せた彼こそ優勝に相応しい」

3位決定戦では、オールスクエアで迎えた19ホール目を獲ったルイテンがクッツェーを下した。

オランダ出身のルイテンはケント州で過ごした時間を楽しんだようで、6戦して5勝を挙げた彼は、「素晴らしい大会方式だし、日曜まで進めたのは素晴らしい経験になり、多くを学んだし、また将来この大会に戻って来るよ」と述べた。

負傷で欠場したトーマス・ビヨーンに代わりクッツェーの出場が決定したのは月曜日のことで、世界ランク89位の彼は今大会に出場した16人の中では最もランキングの低いプレーヤーだった。

それでも、彼は昨年準優勝のトンチャイ・ジェイディーや「ライダーカップ」米国代表のスター選手であるパトリック・リードらを撃破し、自らの手で最終日へ勝ち上がるチャンスをたぐり寄せた。

南アフリカ出身のクッツェーは、「最高だった。(先週の)日曜に第1リザーブだったときはここに来られるとは思っていなかったけれど、ここへ来て、調子も良く、良いゴルフがプレーでき、ちょっとした賞金も得ることができたんだ」と述べた。

「ここへは競い合いにきたんだ。自分のプレーには満足しているし、幾つか結果が逆でも良かった試合はあったけれど、全体的には良い1週間だったね」

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