22歳の新鋭が首位奪取 ガルシア、ヒメネスら地元勢は一歩後退
2014年 スペインオープン
期間:05/15〜05/18 場所:PGAカタルーニャリゾート(スペイン)
スペインで輝きを見せるピータース
2014/05/17 08:25
Qスクール上がりのベルギー人選手、トーマス・ピータースが昨年から続くPGAカタルーニャリゾートとの相性の良さを見せ、「スペインオープン」2日目を終えて単独首位に立った。
昨年11月にこのコースで開催されたQスクールファイナルで20位に入り、今季「レース・トゥ・ドバイ」のシード権を獲得した22歳のピータースは、出だし4ホールで3つのボギーを叩くも、その後は盛り返し、2日連続となる「69」で2日目をラウンドした。これでピータースは2日目を終え、通算6アンダーとし、初日首位のエディー・ペパレルとオランダのジュースト・ルイテンに1打差をつけて首位に立った。
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ピータースは10番を終えた時点で今日のラウンドのスコアを2オーバーとするも、その後の7ホールで5つのバーディを奪い、風の強かった午後のラウンドだったにもかかわらず、後半を「31」でラウンドしたのである。
今季はまだ予選通過を2回しか果たしていないものの、先月のマレーシアでは8位に入っているピータース。「辛抱強くプレーしました。初めの10ホールか11ホールは本当に風が強かったので、とにかくコツコツやりました。なんとか持ち堪え、終盤にバーディを奪えたのが良かったです。後半の9ホールは風がやみましたので、それを活かすことができました」と述べた。
「僕には十分に力があると思いますし、今日はそれが証明できました。2日目を終え、通算6アンダーで首位に立っているとは思いませんでしたが、ここはタフなコースですからね。ラフは深いですし、グリーンは硬いです」。「首位に立っているのは意識していますが、まだ道は半ばですからね。ただ、1位というのは初めての経験ですので、この順位には満足していますし、明日に向け興奮しています。これは新しい経験ですが、明日は何とか対応しなくてはいけませんね。気を落ち着け、我慢強いプレーを心掛けます。楽しい経験ですよ」。
「私は昨年の6月にプロになったばかりです。そこから急上昇してきましたが、堅実に行こうと思っています。一戦一戦しっかりプレーし、その結果、何処まで行けるか、という感じですね」。ルイテンは彼にとって最終ホールとなった9番で2打目をピン側1メートルにつけ、このホールをバーディとして2日目を「69」でラウンドし、イングランドのペパレルと通算5アンダーで並んだ。
初日を「68」でラウンドし、1打差の首位で2日目を迎えたペパレルは、バックナインからスタートし、10番と11番でバーディを奪い、続く12番ではイーグルを奪ったため、一時はそのリードを5打差まで広げた。しかしながら、14番では6打のダブルボギーを叩き、18番でもボギーを叩いて前半を「35」で終えると、フロントナインは2バーディ、2ボギーの内容で、結局オックスフォード出身の23歳はこの日のスコアを「71」とした。
「この2日間は良いゴルフができており、通算5アンダーで週末に向け実に良い位置につけることができました」とペパレル。彼はルーキーイヤーの昨年は「レース・トゥ・ドバイ」を76位で終えている。「追いつかれるとは思っていましたが、そんなに気にしてはいません。これまでやって来たことが継続してできれば、日曜の午後は優勝を狙える位置にいられると思います」。
「今日は素晴らしい出だしとなり、序盤は幾つか素晴らしいショットを打ちました。何れも3メートルのパットを決め、バーディ、バーディ、イーグルとすることができました。しかし、浮き沈みのある一日でしたね。ラウンドの序盤は良いショットもありましたが、良くないショットもありました」。
「残念ながら、アグレッシブに行ってそれが報われなかったホールではダブルボギーを叩いてしまいました。グリーンの速さが掴めず、ファーストパットが行き過ぎた場面では、幾つかスリーパットしてしまいました」。
2日目を6バーディ、1ボギーの「67」でラウンドしたフランチェスコ・モリナリは首位から2打差の単独4位につけている。