アジアVS欧州の対抗戦が新規開催 小田孔明と谷原秀人が出場
2014年 ユーラシアカップ
期間:03/27〜03/29 場所:グレンマリエG&CC(マレーシア)
“リラックス・スタイル”でユーラシアカップに臨むヒメネス主将
2014/03/25 09:50
初開催となる「ユーラシアカップ」でチームヨーロッパを主将として率い、トンチャイ・ジェイディー主将率いるチームアジアと優勝トロフィーを懸けて競うことになるミゲル・アンヘル・ヒメネスが戦いに先駆け、月曜にその決戦の舞台となるクアラルンプールのグレンマリー・ゴルフ・アンド・カントリークラブに到着した。
遂に1週間を切った大会開催へ向け、10人で構成されるチームを勝利へ導くべく準備を進める人気抜群のスペイン人選手は興奮を隠せない模様だ。
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「ここへやって来られて嬉しい。ゴルフコースでは全ての準備が順調なようだし、今週の大会を本当に楽しみにしているんだ。私の意識は、第1回目の「ユーラシアカップ」での勝利に向け、しっかりと焦点が定まっている」とヒメネス。
あと24時間ほどで彼のチームは全員がクアラルンプールで顔を揃えることになるのだが、ヨーロピアンツアー通算20勝を誇るヒメネスは、アジアンツアーで「オーダー・オブ・メリット」を3回獲得したジェイディーと機智を戦わすことを心待ちにしている。
「二つの素晴らしいチームがガチンコで競い合うエキサイティングな1週間になるだろう」とヒメネス。「私のチームは最高の状態にあるし、トンチャイも彼のチームの状態には満足しているだろう」。
すっかりくつろいだ50歳のヒメネスは、典型的な“ヒメネス流リラックス・スタイル”でキャプテンシーを発揮することになるが、その謎めいた微笑の裏には成功を渇望する闘志が燃え盛っている。
彼はこう語る。「今は、私のチームのメンバー全員がベストのパフォーマンスを発揮する上で必要な物全てが揃っているかどうかを確認しているところだ。私はというと、とてもリラックスしたキャプテンになるだろう。彼らは自分たちのゴルフを知悉しているわけだから、彼ら自身の調整にはそこまで口出ししないようにする」。
「私は彼らを落ち着かせる為の一助となりたいし、皆が今週の大会をできるだけ楽しめるように務めるつもりだ。私の経験から行くと、ゴルファーというのは気持ち良くプレーできているとベストのプレーをするものだからね」。
ヒメネスのチームは、10人のメンバー全員が現在の公式世界ゴルフランキングで66位以内につけており、高いクオリティが横溢している。
ヒメネスは彼自身、そしてトーマス・ビヨーンやグレーム・マクドウェルも持つ「ライダーカップ」での豊富な経験を活かすことができ、同時に「レース・トゥ・ドバイ」で首位を行くジェイミー・ドナルドソンやビクトル・ドュビッソンといった好調の波に乗る選手の活力もあてにすることができる。
今週木曜の朝に開幕の時を迎える「ユーラシアカップ」は、その初日の木曜にフォアボール方式で5試合を行う。翌金曜にはフォアサム5試合が行われ、最終日に行われるシングル10試合で初開催となる「ユーラシアカップ」の行方が決定する。