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2014年 ユーラシアカップ
期間:03/27〜03/29 場所:グレンマリエG&CC(マレーシア)

ユーラシアカップへ準備万端のマクドウェル

世界ランク15位のグレーム・マクドウェルは今月開催される「ユーラシアカップ」へ向け完璧な形で調整ができていると感じている。

「今は自分のゴルフが上手い具合にプレーできているように感じる」とマクドウェル。「年の初めに長めの休みを取ったから、まだ4つの大会でしかプレーしていないのだけれど、励みになる結果が残せている。3つのトップ10入りがあって、そのうち2つは世界ゴルフ選手権(編注:WGC)でのものだったからね。だから、自分のシーズンの入り方には誇りを持っていいかもしれないね」。

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2008年に韓国で開催された「バランタイン選手権」で優勝した経験を持つ34歳のマクドウェルは、3月27日から29日にかけてクアラルンプールのグレンマリーG&CCでの大会に出場し、再びアジアでプレーすることを楽しみにしている。

「アジアでプレーするのは大好きだから、『ユーラシアカップ』のためのマレーシア訪問は素晴らしいものになるだろう」と続けたマクドウェル。「グレンマリー・ゴルフ・アンド・カントリークラブは韓国より幾分暖かいのは分かっているけれど、『バランタイン選手権』で勝った時と同レベルのパフォーマンスが発揮できたらいいね。ここ10年ほどでゴルフは真のグローバリゼーションの転換期を経験しているけれど、世界中でプレーできるのは素晴らしいね」。

北アイルランド出身のマクドウェルは「ライダーカップ」の経験も豊富で、これまで様々なタイプのキャプテンと共にプレーをしており、来週はミゲル・アンヘル・ヒメネスの下で働くことを楽しみにしている。

「スポーツの世界やツアーでは、しばしばレジェンドという言葉が乱用されているけれど、ミゲルを表現する上でこれ以上ピッタリの言葉はないよ。彼は素晴らしいキャプテンになると思う。彼はこのスポーツで最も人気のある選手の1人だし、彼の下でプレーする選手たちは彼のために、持てる力以上の物を発揮すると思うよ。彼は『ライダーカップ』で副キャプテンを務めた経験も豊富だから、そこから多くを学んだのは確かだと思うし、それに加え彼独自の新しいアイディアを盛り込んだキャプテンシーを見せてくれるだろうね」。

チームヨーロッパではベテランの域に入るマクドウェルは、彼とデンマークのトーマス・ビヨーンが若手選手を支える役割を演じることになると認識している。

「確かに僕には僕自身の勝負があり、チームのためにポイントを獲得することを第一義とするけど、もしミゲルが僕やビヨーンのように更に経験のある選手が若手選手を手助けすることを望むのであれば、僕は喜んでその役目を全うするよ。2008年に僕が『ライダーカップ』でのデビューを果たした際のことを覚えているけど、近くに助けになってくれる経験豊富な選手がいると心強いものだからね」。

マクドウェルはマッチプレーに対して何か特別な準備をするわけではないとのことだが、マッチプレーではいつも以上に攻撃的なゴルフを展開できるところが気に入っているようだ。

「マッチプレーであっても、最良のプレーを尽くすという点において変りはないから、大体の準備に関してはいつもと同じなんだ。ただ、もちろんマッチプレーには1対1という要素が加わることを考慮しなければいけない。対戦相手の一挙手一投足に反応し、応戦しなければいけないし、これにはいつもと違った精神的なアプローチを必要とするんだ。それに加え、1ホールごとの勝負となるマッチプレーでは、普段慣れ親しんだストロークプレーとは異なり、もっと攻撃的にプレーすることができる」。

最近出場した「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」では、マクドウェルはフランスの新星ビクトル・デュビッソンの出現を目の当たりにし、アリゾナの地でその若きスターに接戦の末敗れ、対戦相手に魅了された。 若手とベテランの融合はチームヨーロッパを強いチームにするとマクドウェルは確信している。

「彼は底知れないという感じだった。ツーソンでは世界中に知れ渡ったように、彼はどこまでもボールを飛ばすし、信じられないショートゲームを持っている。彼は若く、恐れを知らない選手で、今度は対戦相手としてではなく、彼と同じチームでプレーするのを楽しみにしているよ」。

「僕らは素晴らしく均整の取れたチームだと思う。デュビッソンやデンマークのトービヨン・オルセンのような爆発力に優れ、恐れを知らない若手もいれば、ヒメネスやビヨーンのような多くの経験を持った選手もいる。あの2人はこれまで多くの大会に出場し、やるべきことをやって来たからね。グレンマリーではチームヨーロッパによる素晴らしいパフォーマンスが沢山見られると思うよ」。

チームアジアでキャプテンを務めるのは3度アジアンツアーを制したトンチャイ・ジェイディであり、マクドウェルはそのジェイディに多大なる敬意を払っている。

「トンチャイはこれまで会ったなかで最も親切な人の1人なんだ。素晴らしい人だし、凄くタフな相手だよ。昨年ブルガリアで行われた『世界マッチプレー』の決勝では、なんとか彼を打ち負かすことができたけれど、あれは負けず嫌いの2人による典型的な熱戦だったね。あそこではなんとか勝利を掴み取ることができけど、トンチャイもすぐそこまで迫っていたからね」。

アジアでのゴルフは多くのヨーロッパのゴルファーを惹き付けており、間違いなくその1人であるマクドウェルはクアラルンプールでの1週間を楽しみにしている。

「僕らの仕事の最高なところは、色々な場所へ行って、世界の様々な文化や習慣を経験することができることだね。そういう意味では、僕らはとてもラッキーだと思うし、特にマレーシアのように魅力的な国を体験できる機会に恵まれた時は幸運に感じるんだ。クアラルンプールは素晴らしい町だよ」。

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