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2013年 ポルトガルマスターズ
期間:10/10〜10/13 場所:オセアニコ ビクトリアGC

好不調の波から得た教訓を生かしたいルイス

2013/10/10 16:07

トム・ルイスはプロとして僅か3戦目の2011年のポルトガルマスターズで優勝した時から、ゴルフの世界への第一歩を踏み出した。

ルイスはその年、既にロイヤル・セント・ジョージで開催された全英オープンの初日を「65」でラウンドし、アマチュアによる大会最高スコアを出してシルバーメダルを獲得しており、その後のウォーカー・カップでは英国・アイルランド選抜の一員として素晴らしいプレーを見せてチームを勝利に導いた。

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「僕は、すぐに成功を収められると思ってしまっていたんだと思う」とルイス。「『3週間に一度は勝利をあげる』そう思っていた。その時は本当にそのようになると思っていたよ。でもすぐに大きな間違いだったと悟ったけどね」

ルイスにとって2012年は失望の年だった。ストロークプレーの大会では一度もトップ10入りを果たせず、レース・トゥ・ドバイのランキングは117位に終わった。そして2013年はさらに悪化し、22歳の彼は11大会で10度の予選落ちを喫し、ヨーロピアンツアーでの将来が不明瞭となった。

シーズンの中盤に復調の兆しは見られたが、それでもルイスは2週間前のアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権が始まるまでは、来期のシード権が得られる110位に遠く及ばない位置にいた。

しかし、スコットランドで3位タイに入ったルイスは賞金約20万ユーロを獲得し、順位を90位まで上げた。そして次の目標はドバイで開催されるシーズン最終戦のDP 世界ツアーチャンピオンシップの出場権が得られる60位以内にたどり着くことである。

「ポルトガルマスターズは僕がヨーロピアンツアーでのキャリアをスタートさせた思い出の大会だけど、ここでその座を失うことになっていたかもしれない。そうなっていたら皮肉な話だね」とルイス。

「ダンヒルはいつも僕にとってはいい場所なんだ。多くのコースは僕に合っている。それに、もちろん今週は調子を上げてここへ乗り込んだ。もし先週みたいにプレーできれば、日曜日は優勝争いに絡めると思うよ」

「その本当の価値が分からないまま、いきなり優勝しちゃったからね。あの全英から始まり、人生というものは皆にとって上手く行くものだと思っていたんだけれど、ここ18ヶ月は全くその通りには行かなかったね」

「そこからたくさん学んだし、選手としても、人としても強くなれた。だから先週は、本当にしっかりとプレーができるようになっていたよ。しっかり集中して、ひたむきに頑張り続ければ、いつだって練習の成果を活かせないわけがないからね」

「レース・トゥ・ドバイのランキングに目を向けると、今週はドバイへの道を切り開く上で良い週にしなければいけないと思うよ」

「先週のプレーを通して、来シーズンへ向けての自信がついたし、2年間のゴルフキャリアでも、この18ヶ月は本当に多くのことを学んだよ。2年前のここでの勝利がその後の経験に繋がったわけだけれど」

「僕は人と比べて習熟に少し長く時間がかかるんだ。18ヶ月でたくさん学んだ気がするよ。これからもずっと学び続けたいと思うけど、既にタフな部分は学んだ気がする。ここ数ヶ月でやってきたようなプレーを持続できれば、来年の今頃、僕がどこにいるかなんて誰にもわからないさ」

「他のプレーヤーたちと同等の力量を持っていると思っていたにもかかわらず、結果が出なかったので、イライラしていたし、それがゆえに少し凝り固まってしまったんだ。自分自身を卑下して、自分に対して当たってしまった。随分長いことそうしていたので、限界に達し、現実を受け入れるようにしたんだ」

「そしてアメリカへ渡り、ブッチ(ハーモン)と一緒に練習し、スウィングの単純化に励んだ。それがうまくいったんだ。デイブ・アラードと、パフォーマンスの向上に力を入れた。テクニックから離れてスコア改善に集中し、時間を費やす必要のないことに時間を費やす代わりに目的を持って練習するようにした。全部が良い具合に組み合ったと思うよ。僕にはいいチームがついているんだ。ボブ・ロテッラとも練習した。とにかく思い付く人みんなに助けてもらったね。これ以上いいチームなんて考えられないよ」

自信を取り戻したルイスは今、彼好みのオセアニコ・ビクトリアGCでのさらなる成功を目標に定めている。

「僕はいつもここに来るのが好きだったんだ」と付け加えたルイス。「常に天候に恵まれているし、コースはいつでも素晴らしいコンディションにある。このコースは僕に合っているんだ。いい思い出のあるコースはどこであれ、そこに帰ってくるのは良いよね」

「ここはドライバー向きのコースだから、良いドライバーショットを打てれば、良いポジションからバーディを狙える。僕はドライバーショットを得意としているし、ここ最近は当たりが良いから、たくさんフェアウェイに打ち込んで、バーディチャンスを作り出せると思う」

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